2022年6月24日にアミューズクラフトエロチカより発売された、『つまもみ ~欲求不満の奥さんとなし崩しオイルマッサージ~』(以下『つまもみ』)。本記事ではゲームタイトル通りのシチュエーションにこだわったHシーンと、”人妻もの”でありながら爽やかな雰囲気など、『つまもみ』が持つ魅力を紹介する。
(ライター:マンモス丸谷)
“人妻もの”だけど明るく楽しい雰囲気の世界観&テキスト
『つまもみ』は、主人公の若手マッサージ師、泉ヶ原幸宏(イズミ)の視点で、未亡人ヒロインの宮竹悠那(ゆうな)と”マッサージからのなし崩しH”を重ねていくアドベンチャーゲームだ。
”未亡人”、”マッサージ”というキーワードを(筆者のような人妻もののエロゲ―、AVなどを好んで使っている人間が)聞くと、ヒロインが寝取られたり、肉体や精神に調教を受けて悩みながら墜ちていく……という湿度が高めのお話を想像しがち。
しかし『つまもみ』のストーリーは、そういった暗い展開とはまったく無縁。ヒロインのゆうなは未亡人になって以来、生まれながらの性欲の高さに悩まされており、イズミの師匠でありサブヒロインの朝比奈彩奈(アヤ)のマッサージで欲求不満を解消してもらっている状態で、人妻のアヤも夫公認で多くの男性とセックスを楽しむのが一番の趣味という人物。
コメディ色の強いテキストもあいまって、ゲーム全編が明るい雰囲気で進んでいくので、人妻キャラたちと楽しく後腐れのないHシーンを堪能したいという人には、とくにオススメできるテイストのタイトルだ。
ヒロインゆうなへのマッサージ&Hシーンは質、量ともに充実
気になるHシーンの数と内容だが、本作はヒロインのゆうなに特化した仕様。13のHシーンに加えて、ゲームのコンセプトに沿った” 欲求不満の奥さんとなし崩しオイルマッサージ”が楽しめるマッサージパートが10種用意されており、ミドルプライス(定価4400円(税込))のエロゲ―としては十分なボリュームが備わっている。
『つまもみ』ならではのマッサージパートは、まずはゆうなの顔、肩、胸、お尻、太もも、局部といった、身体のどこがコっているかを見極めて施術。コリをほぐしたあとは好きな順番で好きな部位にマッサージを施し、Hシーンへと持ち込んでいく流れで進行していく。
このマッサージパート、難易度ノーマルを選んだ場合、コっている部分を4回外すと失敗あつかい、グッドエンドにたどり着けなくなるとゲーム開始時に告げられるが、実際のゲームプレイではほぼノーリスク。悠那はマッサージパートに入る前の会話でどこがコっているかをはっきり伝えてくれるうえ、まちがった場所を触ると主人公のイズミ自身が触れるべき部分を思い出すため、プレイヤーが正解を避け続けでもしない限り、マッサージが失敗することはない。
ゲーム性を高めるギミックではなく、マッサージというシチュエーションを盛り上げ、抜きゲーとしての実用性をアップさせる要素だと思って、気楽にプレイするのがベターだろう。
むしろゲームを遊ぶ(効率よくすべてのHシーンを見る)うえで気をつけたいのは、通常パートの選択肢。ゆうなとのグッドエンドを見たいなら他の女性(アヤ)に見向きもしない選択肢を選び続けなければいけないし、アヤとのHシーンを見たい場合は、逆にゲーム序盤でアヤの誘惑にゆらぐような選択肢をチョイスしておく必要がある。
エロゲ―というかアドベンチャーゲーム全般の常識ではあるが、選択肢が出たらセーブは欠かさず取っておきたいところだ。
個人的にはマッサージパートが予想以上に簡単だったこと、アヤにマッサージを施すパートが存在しなかった点に少し残念さは感じたものの(師匠と弟子のイカせあいや、ふたりでゆうなにマッサージを施すシチュエーションが見たかった!)、ゆうなのHシーンの豊富さでお値段に見合った”実用性”は十二分に担保されているように感じた。ひとりのキャラクターのさまざまなHシーンを気軽に見たいという人にオススメしたいタイトルだ。
■タイトル:つまもみ ~欲求不満の奥さんとなし崩しオイルマッサージ~
■ブランド:アミューズクラフトエロチカ
■ジャンル:ADV
■シナリオ:若林浩太郎
■原画:ギザン
■発売日:2022年6月24日
■価格:パッケージ版4400円(税込)、ダウンロード版:4400円(税込)
■対応OS: Windows8.1/10/11 日本語版専用(64bit版 対応)
■公式サイト: http://erotica.amusecraft.com/tsumamomi/