パープルソフトウェアより2022年10月28日に発売予定の『クリミナルボーダー 1st offence』(以下『クリミナルボーダー』)製品版の発売に先駆け、公式サイト等では体験版、FANZA GAMESでは体験版範囲のプレイムービー(約3時間30分)が無料で配信されている。本記事ではそんな体験版のポイントを要約し、『クリミナルボーダー』の魅力に迫っていきたい。
リアリティラインの高さが魅力なストーリー
『クリミナルボーダー』はテキストを読み進めていくタイプのアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公のオタクな男子学生、一 樹(にのまえ いつき)の視点から物語を体感していく。
今回無料ダウンロードが可能になった体験版では、樹が偶然にも”見た者に強い性的興奮を与える電子ドラッグムービー”を作り上げてしまい、そこから幼馴染の春夏冬 凛(あきなし りん)を介してイリーガルな世界に足を踏み入れていく……というゲームの序盤部分がプレイできた。
キーアイテムの”電子ドラッグ”こそフィクション度が高めな要素だが、そこを除けば本作のストーリーは、かなり地に足のついた展開で話が転がっていくのが新鮮で印象に残る。樹が裏社会に足を踏み入れていく流れを見ても、
- 優等生だが裏ではパパ活の斡旋業を行なっている凛が、樹の電子ドラッグを使った上映会での集金を思いつく
- 凛のビジネスパートナーの萬屋ひなが、半グレ集団の頭の兄のツテを頼って上映会の場を探す
- 兄には拒絶されるも半グレのケツモチである暴力団組長の娘、勅使河原琴子のお墨付きをもらって上映会ビジネスがスタート
といった感じで、電子ドラッグ以外はそこそこ聞きなじみのある違法(スレスレな)行為や組織の名称がキーワードとして散りばめられており、ある種のリアリティを感じながらテキストを読み進めていける。
話の大筋だけでなく細かいディティール部分も「これならありえそう」という描写が積み上げられており(ひなのお金が必要な理由、パパ活斡旋業のうまい使い方など)、個人的にかなり興味をそそられた。”クライム○○(映画、小説、漫画など)”とジャンルわけされるエンタメが好きな人には、かなり肌に合いそうな世界観だ。条件に当てはまりそうならぜひプレイしてみてほしい。
“オタクに優しいギャル”との濃密なエッチシーン
ボイスを飛ばさずに聞くと3時間ぶんほどのストーリーを読める今回の体験版だが、冒頭ではいきなり春夏冬凛のオナニーシーンから始まり、インパクトが強い。
しかし残るひとつの萬屋ひなのエッチシーンは濃厚で、イチャラブな雰囲気からのおっぱい揉み、電子ドラッグを見てからの逆レイプ気味の童貞喪失からの2回戦突入などは、テキスト描写、CGの差分ともに十分なボリュームだった。よって公式サイトで”『1st offence』のヒロイン”と明記されている、ひなとのHシーンは大いに期待できる。
一方で凛や勅使河原琴子、そのボディーガードのメリル・ハサウェイといった女の子たちの本格的なエッチシーンは『2nd offence』以降にお預けかもしれない(『クリミナルボーダー』はシリーズとして連作で展開していく。詳細は公式サイトのこちらを参照)。
なおFANZAGAMESでは、本作のシナリオを務めるかずきふみ氏が手がけるオルトロス制作の『ツヴァイトリガー』がセットになったコラボパックが、11月24日までの期間限定で発売される。体験版をプレイして『クリミナルボーダー』の世界観やストーリーが気に入った人、『ツヴァイトリガー』にも興味がある人は、ぜひこちらの購入も考えてみてはいかがだろうか。
■タイトル:クリミナルボーダー 1st offence
■ブランド:パープルソフトウェア
■ジャンル: 日常と常識の境界(ボーダー)を引き裂く悪人円舞曲(ハスラーワルツ)ADV
■シナリオ: かずきふみ
■原画: さめまんま、CHIHIRO(SD原画)
■背景デザイン: わいっしゅ/彩 雅介/ニライカナイ
■発売日:2022年10月28日発売予定
■価格:ダウンロード版 3800円[税込]
※【期間限定】クリミナルボーダー 1st offence×ツヴァイトリガー ミナツヴァコラボセットは、1万1761円[税込]
■対応OS: Windows 8.1 / 10 / 11
■公式サイト:http://www.purplesoftware.jp/products/criminalborder/