本作の原画を担当するのは、『放課後⇒エデュケーション! 〜先生とはじめる魅惑のレッスン』(エスクード)や『神様のしっぽ 』(DESSERT Soft)など、各社でヒット作を連発しているGo-1氏。シナリオは、『神様のしっぽ』(DESSERT Soft)で知られる鬼ごはん氏が執筆。そんな盤石のスタッフが作り出した最新作『ホームメイドスイートピー』の体験版が配信中だ。この記事では、体験版のレビューをお届けしよう。
(ライター:MW岩井)
一人、また一人と増えていくシェアハウスの住人たち
本作のストーリーは、小さい頃に両親が亡くなり、叔父さん夫婦に育てられた主人公(竜胆優征)。彼が大学四年生になったある日、「これ以上、叔父さんの世話になるわけにはいかない」と叔父さんの家を出て一人暮らしを決意する。
優征がかつて住んでいたという街に降り立ち、部屋を探すも見つからず。困り果てながら街を歩いていたら、コンビニの前で立ち尽くしている女の子を発見。
女の子に話を聞くと、両親が蒸発してしまい、両親を探しているんだそう。一緒にご両親を探してあげるつもりで行動を共にするが、ただ時間だけが過ぎていく。そんな時、突然優征たちに話しかけてくる女性がいた。
彼女が管理人をしているバーベナ荘に、優征と菜ノ花の二人に住まないか?というお誘いを受けた。家賃も食費も無料だという。若干の怪しさを感じながらも、泊まる部屋に困っていた二人はメイドさん(白菊)の提案を受け入れる。
こうしてバーベナ荘の住人となった優征だったが、翌日は夜の駅前で絡まれていた制服の女の子(鳳仙栞)に遭遇。彼女は父親が母親に暴力を振るうDVに悩んでおり、兄の死をきっかけに家出を決行。友達の家を泊まり歩いていたが、今晩は泊まる場所がないそう。そこで優征はバーベナ荘に住むことを提案し、連れて帰ることに。
こんな流れで、優征と5人の美少女はバーベナ荘で暮らすことになるところまで、体験版でプレイできる(プレイ時間は約1時間強)。めでたしめでたし……って、これは18禁アダルトPCゲーム。当然、そういうシーンの「体験」も用意されているのでご安心を!
登場人物5人それぞれのHシーンをいつでも閲覧可能
「Hシーン紹介」を選ぶとバーベナ荘の見取り図が表示され、部屋にいる女の子がディフォルメキャラで表示される。この女の子をクリックするだけで、5キャラのHシーンを再生できるのだ。
実のところ筆者も最初は「それって、CGが表示されるだけなんでしょ?」なんて思っていた。ところが試しに白菊をクリックしてみると、製品版からHシーンを抜き出したかのような、CG切り替えやフルボイス再生まで付いたシーン再生が開始。試しに白菊のHシーンをテキスト「自動送り」にして、ボイスもすべて再生しながら閲覧してみたところ、なんと白菊のHシーンだけで約22分も! いいんですか、こんなに見せちゃって?
それでは、各キャラ別にHシーンのシチュエーションとCGを、部屋番号順に紹介していこう。
1階1号室・白菊の自慰行為
白菊のHシーン。優征が使っている枕の匂いに触発され、優征に触れられている妄想をしながら自分のベッドで自慰行為。声優さんの声の演技もこちらが赤面するレベルで凄いうえ、濡れてきたヴァギナを指でまさぐった時の、ぬちゃっとした効果音が秀逸!
1階3号室・菜ノ花へのボディタッチ
菜ノ花のHシーン。最初は添い寝をするだけのつもりが、彼女に腕を捕まれ、胸と股間へ導かれる。挿入には至らなかったが、罪悪感はたっぷり。菜ノ花の成長途中のような身体つきにドキドキする人もいるのでは?
2階4号室・牡丹にオナニーを見せる優征
牡丹のHシーン。彼女が書く小説の中で男性のオナニーシーンがあり、優征のオナニーを間近で見せてほしいというリクエスト。しかし優征のナニは緊張のため勃起せず、優征は「勃起させるために、牡丹のおっぱいを見せてほしい」とリクエスト。牡丹は自分の乳首が陥没しているコンプレックスがあり躊躇するも、取材のためと割り切り……。
2階5号室・泥酔したさくらに襲われる優征
さくらのHシーン。彼女の部屋を訪ねた優征は、泥酔したさくらに押し倒される。ビジネススーツ姿のまま優征の上に跨がり、自身のストッキングを破ったうえ、ショーツを横にずらして、そのまま優征のペニスを騎乗位で挿入。
2階6号室・栞の「はじめて」の男に
栞のHシーン。下着姿で、ブラを上にずらして乳首を露出させながら、優征の上から抱きつく栞。栞からはキスを求められていたが優征のアレはどんどん大きくなるばかり。それに気付いた栞は、自分の初めてを優征に捧げる決意をする。
欠けた心のピースを埋める主人公
優征と共に生活する5人の美少女たち。実は彼女たちは全員、心のどこかに欠けたピースがあるような、大小さまざまな不安を抱えた少女たちだということにお気づきだろうか。
たとえば白菊は、あまり多くを語らないものの、自身がメイドとして仕える「ご主人さま」を探していたという。バーベナ荘の本当の持ち主が誰であるかも、体験版では語られなかった。
菜ノ花は両親が失踪しており、父親からの愛に飢えている。優征のことは「お父さん」と慕っていることからも、それが伝わるだろう。
栞は心の支えだった兄の死を受け入れられず、優征のことを「お兄ちゃん」と慕っている。
さくらも交通事故で亡くした弟を溺愛していたため、優征のことを「弟」として可愛がっている。
唯一、牡丹だけは優征に対する依存はないと語っているが、何かまだ隠していることがあるのかもしれない。
このように、牡丹を除く主要な女性キャラたちは主人公である優征を心の拠り所として、バーベナ荘での生活を送っている。そんな優征もまた、実の両親を知らない一人っ子なので、天涯孤独の身だ。優征を中心に展開していく、偽りではあるけれども理想の家族関係。時には絆の強さを確認するためか、身体を重ねたくなる衝動に駆られて……!? 彼らがどんな結末を迎えるかは、製品版を楽しみにしていただきたい。
ところで、本作のタイトルである”ホームメイドスイートピー”。ホームはシェアハウス「バーベナ荘」のことで、メイドは白菊のことだろう。では、スイートピーは? その謎を解き明かすキーワードが、体験版の冒頭で少しだけ登場している。
優征は物心ついた頃から、スイートピーの花びらがあしらわれた押し花を肌身離さずに持ち歩いているそう。このスイートピーは、亡くなった優征の両親に関係あるのだろうか? バーベナ荘の庭で、白菊さんが育てていた花も、まさか……? その真相は、製品版で確かめてほしい。
なおFANZA GAMESでは通常版に加えて、鳳仙栞(CV:北大路ゆき様)のオリジナルボイスドラマデータ付き限定版も用意される。差額はわずか550円なので、体験版をプレイして気に入った人には、ぜひ限定版をお勧めしたい。
■タイトル:ホームメイドスイートピー
■ブランド:しるき〜ずこねくと
■ジャンル:ホームメイドADV
■企画・シナリオ:鬼ごはん
■原画:Go-1
■人形デザイン:野愛におし
■発売日:2022年9月30日発売予定
■価格:パッケージ版価格:9,680円[税込] / ダウンロード版:8,580円[税込]
※FANZA GAMES限定版:9,130円[税込]
■対応OS: Windows 8.1 / 10
■公式サイト:http://www.silkysconnect.jp/homemaid/