【レビュー】キュートなのにダークでドエロい!?『虜ノ誓 ~仲間のために身体を賭ける処女の仁義~』の魅力とは

可憐なヒロインたちが男たちの欲望や陰謀に満ちた世界へと堕ちていく様子を鮮烈に描く『虜』シリーズは作品ごとに目まぐるしい進化を遂げてきた。

中でも、昨年発売された『虜ノ誓 ~仲間のために身体を賭ける処女の仁義~』(以下『虜ノ誓』)は好評を博しており、萌えゲーアワード2023では「エロス系作品賞BLACK」を受賞した。同賞において多数のユーザー投票を獲得したうえ、その他の部門でも他の受賞作に匹敵する票を集める人気ぶりだったようだ。

とびきりキュートなヒロインたちと、彼女たちに容赦なく繰り出されるエロティックな仕打ちが生み出すある種の「ギャップ萌え」は実に見ごたえがある。

今回の記事では、『虜ノ誓』の魅力をご紹介する。

(ライター:メトロ加賀美)

▲キュートな美少女を多数の肉棒が犯していく描写が満載の『虜ノ誓』をご紹介する

魅力的なヒロインたちに注目!
ストーリーも見応えあり

本作の物語は、いわゆる任侠もの的な要素を含むものとなっている。ヒロインの乙部静果(おとべ しずか)は、先代の「乙部組組長」の一人娘で、現在は組長の立場を受け継いでいる。現在の乙部組は地元密着の便利屋稼業を営んでいて、近隣住民とも関係良好な存在だ。

そんな静果には大切な友人たちがいる。護衛役であり大事な幼馴染でもある刀塚冬子(なたつか とうこ)。マジックの師匠と慕っている巫希乃(かんなぎ きの)。静果の立場を知りながらも親しく接してくれる先輩の高根沢穂波(たかねざわ ほなみ)。そして、友好関係にある組の孫娘である耶雲里緒(やくも りお)

仲間たちに囲まれ、穏やかな学園生活を送る静果だったが、その平穏は「カジノ招致」という街を巻き込む大きなプロジェクトによって脅かされ始める。招致前提の強引な地上げに対して調停に乗り出した静果は、大人の悪意に囚われていく。

▲左から耶雲里緒、刀塚冬子、乙部静果、巫希乃、高根沢穂波。どのヒロインもキュートなのにグラマラス

▲静果とその仲間たちの平穏な生活が、大人たちの野望と欲望によって破壊されていく

本作の大きな特徴は、物語中の描写がヒロイン視点で行われること。序盤は静果の目線で、個別ルートでは静果以外のヒロインの目線を交えつつ物語が進んでいくのだ。序盤の共通パートでは、ヒロインたちの性格、立場、心情などがしっかりと描かれており、任侠の世界とその隣で生きる彼女たちの日常を垣間見ることができる。このパートを見ているとヒロインたちへの愛着がどんどん高まっていくのだが……。

その平和な日常を終えるとヒロインたちは男たちの欲望に呑み込まれ、身体を差し出すことになってしまう。愛着があるからこそ、ヒロインたちが弄ばれる姿に興奮できるという構造になっている。

▲日常パートはキュートなヒロインたちの魅力がたっぷりと描かれる

エッチシーンは超過激!!!
多人数プレイがヒロインを襲う

ヒロインたちが男たちの欲望に絡めとられるや否や、ハードでエロティックな展開が次々と繰り広げられる。処女を失ったと思ったら、膣内射精を連発、容赦なくアナルまで犯されてしまったり、スピード感のある展開が炸裂する。多人数プレイもみどころたっぷり。ヒロインたちが男たちの肉棒に囲まれ、疲れ果てるまでSEXが続くシーンが多数収録されている。

さっきまであんなに幸せそうな日常を送っていたヒロインたちが……とちょっと複雑な気分になりつつも、目の前で繰り広げられる過激なプレイから目が離せなくなったら、もうこのシリーズの「虜」である。コスプレなどのフェティッシュなプレイも収録されているのも嬉しいところ。制服プレイはもちろん、ナースやマジシャンなどのコスチュームを纏ったヒロインたちとのプレイは見応えたっぷり。

巨乳を搾られつつ秘所を弄ばれる穂波。肉感的な描写も本作の魅力のひとつだ

二穴に肉棒を打ち込まれる希乃。プレイの内容が多彩なので、「実用度」も高い

エッチシーンも基本的にはヒロイン視点の描写で進んでいく。男たちにどういう気持ちで身体を差し出し、貫かれている間どういう気持ちでそれを受け止めているのかなどが艶めかしく語られる。この描写も実にエロティックな仕上がりになっているので要注目だ。

ちなみに、調教・恥辱をテーマにしつつも、本作では肉体的に痛みを与える描写はほとんど存在しない。心を揺さぶりつつ体を奪い、快楽へと目覚めさせていくという流れが多い。痛みを感じるような描写は苦手という方も安心してプレイできるだろう。

シナリオも実は面白いのが『虜』シリーズの魅力
6月にはシリーズ最新作も発売予定!

調教や恥辱をテーマにした美少女ゲームというと、いわゆる「抜きゲー」としての実用度に目がいくことが多いが、本作はキャラクターはもちろん、物語や設定面がユニークかつ、読みごたえもある。そのため、じっくりプレイして序盤のエッセンスを噛みしめておくと、エッチシーンでさらなる興奮が得られるような作りになっている。本作をこれから遊ぶという方は、はやる気持ちを抑えて、序盤の物語も味わってみてほしい。

なお、本作のヒロインの一人である耶雲里緒は過去作『虜ノ契』に登場するキャラクターだが、静果を中心とした物語は本作1本でしっかりと語られるので心配なく。本作から遊んでみて、彼女やシリーズのことが気になるなら過去作を遊んでみると良いだろう。

▲『虜ノ誓』には、『虜ノ契』のヒロインである耶雲里緒も登場。濃厚なエッチシーンも用意されている

2024年6月には『虜』シリーズ最新作となる、『虜ノ麗~男の園に紛れこんだ一輪の紅い花~』が発売予定。本作を経てさらなる新境地を見せる最新作では、男子校という男の園を舞台に、男装のヒロインや女教師が弄ばれるシチュエーションが楽しめるようだ。

早期購入特典や店舗特典も充実しているので、気になる方は早めにチェックを。特に、ゲーム内にエッチシーンを追加する「ifエロパッチ」は、本作をプレイするうえで外したくない要素となっているのでお見逃しなく(公式サイトはこちら)。


■タイトル:虜ノ誓 ~仲間のために身体を賭ける処女の仁義~
■ブランド:Guilty
■ジャンル:非道な手段で身も心も穢されるADV
■発売日:2023年6月30日
■価格:9,680円[税込]
■対応OS:Windows 10/11
■年齢区分:18歳未満購入禁止
■スタッフ
 原画:あかつき聖 / ティータ.J / いっせー / の歯
 シナリオ:利波創造 / やなぎいろ / 結城 / 百日紅こあ / クロエ / 須々木鮎尾
■公式サイト:https://www.guilty-soft.com/product/torikonochikai/
■FANZA通販:https://www.dmm.co.jp/mono/pcgame/-/detail/=/cid=1188apc14335/
■FANZA GAMES アダルトPCゲームストア:https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/will_0319/

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