【レビュー】『巨乳ファンタジー5』は、おっぱい+壮大なストーリーで僕らを夢中にさせてくれる!

2025年2月28日にWAFFLEより発売された、『巨乳ファンタジー5〜王子リーン〜』(以下『巨乳ファンタジー5』)。本作はWAFFLEが2009年より定期的に制作し続けている人気シリーズ「巨乳ファンタジー」シリーズの最新ナンバリングタイトルだ。

本記事では、そのゲームタイトルが示す通り、巨乳を使ったプレイに特化したエッチシーンや、質・量ともに優れたメインストーリーなど、『巨乳ファンタジー5』の魅力をたっぷり紹介していく。

過去イチ「盛られた」巨乳描写に特化したエッチシーン

「巨乳ファンタジー」シリーズは、「メインヒロイン、サブヒロイン全員のバストサイズが90&Fカップ以上」で「ファンタジー要素と巨乳フェチ要素を盛り込んだ作品」というコンセプトで製作され続けてきたタイトルだ。『巨乳ファンタジー5』でもそのコンセプトはもちろん引き継がれており、エッチシーンが用意されている女性キャラクター(メインヒロイン5名、サブヒロイン4名)の中で最も「小ぶり」な胸の持ち主はバスト94のGカップで、ヒロインの過半数はバスト100を超えている。

▲ただ巨乳なだけでなく、胸の形や乳輪、乳首のサイズにもこだわりを持って作られている。写真はメインヒロインのひとり、お椀型、バスト95のJカップの持ち主、サキュバス族のベルベル

▲こちらはレガリア王国の女騎士で主人公のリーンとは幼なじみのソニア。バスト100のIカップで紡錘型。母乳が出る体質でもある

▲『巨乳ファンタジー5』においては、最も慎ましいバストの持ち主である、サブヒロインのジルグンド&ユルグンド。バスト94のGカップ

ちなみに作中で最大の巨乳キャラ、ルキシスはバスト110、Nカップという設定だが、エッチシーンでは設定上の数字に収まっているとは思えないぐらいてんこ盛りなボリュームだ。他のヒロインも程度の差はあれ、乳房、乳輪、乳首、いずれも盛られている印象。そのため本作はG、Hカップという設定だけでは巨乳キャラと認識されなくなりつつある令和の時代においても、十二分に「巨乳キャラぞろい」をアピールできる作品になっていると言えよう。

▲ファリア王国の王女、ルキシス。ゲームの進行上、彼女とのエッチシーンは終盤に入らないと見られないためか(?)、作中最大のバストサイズを誇っている

設定上の胸の大きさだけでなく、胸を使ったプレイに対しては、イラスト差分、テキストともに多くの描写が割かれているのも、『巨乳ファンタジー』というタイトルに偽りなしのクオリティ。全ヒロインにパイズリシーンが用意されているのはもちろん、乳を揉む、乳首を摘まむ様子なども事細かに描写されているので、「2次元ならではのおっぱいでヌキたい!」という欲求を持つ人には、本作は最高の実用性をもって応えてくれるはずだ。

▲パイズリシーンや胸を揉む、乳首を差分は特に充実している

成り上がる「過程」をていねいに描くシナリオ

『巨乳ファンタジー』というド直球なタイトルに、80を超える豊富なエッチシーンが収録されているということで、本作は実用性の高い抜きゲーではあることは間違いない。そのうえで、シナリオのボリュームやメインヒロイン以外のキャラクター描写など、ストーリー面も充実しているのも大きな魅力となっている。

▲主人公以外は男性キャラクターを含めてフルボイス。ストーリーにも密接に絡んでくる

本作はレガリオ王国の第三王子、リーンが主人公で、彼がいかに自身の立場を築いていくかが描かれるのだが、この描写がかなりていねい。例えば物語の最初に訪れることになる地方領、ボロンド伯領では、悪徳領主を改心させて農地改革を行うというストーリーが、事細かに描かれる。

ボロンド伯領編のあとも、ガリキア伯領での海賊との戦い、第一王子の母親、ザマス王妃がしかける策略、ファリア王国の王女、ルキシスの(政略)結婚相手探し……といったエピソードが用意されているが、いずれも読み進めていくと、「なぜリーンが勝てたのか」をしっかり納得できるよう、多くのテキスト量が割かれている。

作中ではエンディングを迎えるまでに1年以上経過することもあり、本作ではトゥルーエンド扱いのハーレムエンドを迎えた際は、そこそこの長さの戦記ものや大河ドラマを見終わったような際に近いものを感じた。

▲ボロンド伯領に限らず、本作の物語主人公であるリーンの閃きと寛容さが問題を解決するキーとなって進んでいくので、納得感は高い

▲メインストーリーの核となる部分は王位継承権を巡るシリアスな話だが、話を動かしていくキャラクターであるベルベルや暗殺者3人組が「陽」の者なため、ゲーム全体の雰囲気は明るく、ギャグパートも多い

また、ハーレムエンド以外のヒロイン個別ルートに関しても、しっかりとしたストーリーが用意されているのも特筆しておきたいポイント。ヒロイン個別のルートではハーレムエンドでは見られないエッチシーンが複数見られるのはもちろん、メインストーリー(ハーレムエンドルート)では明確に敵だった人物と共闘したり、ほぼほぼギャグ要員だったキャラクターが戦闘で活躍、自国の王位継承権争いではなく他国との戦争が描かれたりなど、まったく異なる物語が展開される。

エッチシーン抜きでも読み物として楽しめる作りになっているので、本作をプレイする際は、ぜひストーリー部分のテキストもスキップせずにゲームを進めることを推奨したい。

▲本作に出現する選択肢は、すべてルート分岐に関わっている。選択肢が出るたびにセーブしておくと効率よくエッチシーンの回収&各ルートのエンディングが見られる

▲ハーレムエンドへは、特定の相手に結婚を匂わせるような発言は回避しつつ、より出世できそうな選択肢の方を選んでいくと到達できる

▲ヒロイン個別ルートも基本的にはハッピーエンド。エンディングまでの犠牲者の数で考えると、ネフィリア、アルシャールルートあたりが一番の「グッド」エンドといえるかも(ハーレムエンドは王位継承に完璧な答えが出る反面、血生臭い展開も多い)

巨乳描写に特化したエッチシーンと、テキストノベルとして見ても十分なボリュームと魅力をそなえた『巨乳ファンタジー5』。抜きゲー、ノベルゲーム、どちらのファンにもオススメできるタイトルだ。

そして2025年4月25日には、追加ディスク『温泉パイズリファンタジー〜母乳篇〜』のリリースも決定。本作をプレイしてキャラクターに愛着を持った人は、ぜひそちらもチェックしてほしい。


■タイトル:巨乳ファンタジー5〜王子リーン〜
■ブランド:WAFFLE
■ジャンル:アドベンチャーゲーム
■発売日:発売中(2025年2月28日)
■価格:9900円[税込]
■対応OS:日本語版Windows10/11 ※ブラウザ対応
■スタッフ(一部):
 原画:London犬、西條サトル、深泥正、只野あきら
 シナリオ:鏡裕之
■公式サイト:http://www.waffle1999.com/game/103kyonyu5/

バナー
PAGE TOP