萌えゲーアワード2024大賞は『催眠性指導 -Secret Lesson-』に決定。エロス系作品賞BLACKと続編希望賞も受賞!!

2024年5月22日、萌えゲーアワード2024大賞および各賞が発表された。この「萌えゲーアワード」は、業界審査団体の審査を経て発売された全PCゲームタイトル(「R18」「E15」「E12」「全年齢」問わず)から、ユーザー投票や販売本数などで選出し、各賞を決定している年1回のイベントとなっている。

今回は総投票数が33万票を超え、多くの美少女ゲームファンから投票が集まった。ユーザーの思い入れが強いタイトルが多かったようで、積極的に投票してくれた方がたくさんいた印象だ。

以下、各賞を紹介していく。

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大賞

催眠性指導 -Secret Lesson-(だーくワン!)

萌えゲーアワード2024大賞は、同人漫画作品をゲーム化した『催眠性指導 -Secret Lesson-』が受賞。併せてエロス系作品賞BLACKと続編希望賞も受賞となった。2024年12月はパッケージソフトトップセールスとダウンロードトップセールスでもそれぞれ1位を獲得しており、多くのファンによる本作への熱き想いが大賞へとつながった。「原作のファンですが、想像していた以上の傑作! また次もよろしくお願いします」「キャラクターデザインがとてもよかったです」といった意見がユーザーから寄せられていた。

ベストヒロイン賞

●夜刀くくる(『セレクトオブリージュ』 / まどそふと)

セレクトオブリージュ』の夜刀くくるがベストヒロイン賞を受賞した。柚子奈ひよ先生によるキャラクターデザインと、相模恋さんによるキャラクターボイスの相乗効果で生まれた愛くるしさはもちろん、ピンク髪のロリキャラでありながら人工知能の天才エンジニアという設定のギャップに、多くのファンがハートを打ち抜かれたようだ。

ユーザー支持賞

●きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚(シルキーズプラス WASABI)
●アンラベル・トリガー(Archive)
●オトメ世界の歩き方(オルトロス)

多くのユーザーからの投票を集めた作品に贈られるユーザー支持賞は、『きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚』、『アンラベル・トリガー』、『オトメ世界の歩き方』の3タイトルが受賞した。

『きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚』は前作から引きつづき安定した面白さとなっており、グラフィックやシナリオなど総合的な面から多くのファンを獲得した。エロス系作品賞PINKも受賞している。

『アンラベル・トリガー』は、種族の対立を描いた重厚なファンタジーが好評を博してシナリオ賞も受賞。エロシーンの丁寧さもファンの支持を集めたようだ。

オルトロスの新作『オトメ世界の歩き方』は、グラフィック賞も併せて受賞しているとおり、そのビジュアルに注目が集まりつつ、SF・戦争・恋愛を融合させた意外性のある展開と伏線回収が注目された。

シナリオ賞

●アンラベル・トリガー(Archive)
●旭光のマリアージュ(ensemble)
●八剱伝(IRODORI)

シナリオ賞は『アンラベル・トリガー』『旭光のマリアージュ』『八剱伝』の3作が受賞。

愛と復讐のダークファンタジー『旭光のマリアージュ』は、主人公スレンと妖精の花嫁リアの複雑な関係性が魅力。心理描写の丁寧さも多くのファンを魅了した。

IRODORIの2作目となる『八剱伝』は、戦国時代を舞台に、複数のシナリオをザッピングしながら進めていくところが評価されたようだ。「南総里見八犬伝」をベースにしつつ、史実を模した展開も時代劇好きにはたまらなかったはず。

純愛系作品賞

●シークレットラブ(仮)(HOOKSOFT)
●ラブピカルポッピー!(SMEE)
●D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~プラスハピネス(CIRCUS)

純愛系作品賞は、『シークレットラブ(仮)』『ラブピカルポッピー!』『D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~プラスハピネス』の3作品。

HOOKSOFTの『シークレットラブ(仮)』は、差出人不明のラブレターから始まる、王道のザ・純愛ストーリーが展開。イチャラブ中心の甘い展開は本作の魅力のひとつだろう。

『ラブピカルポッピー!』は、女子寮の寮母と併設されたクレープカフェで働くことになった主人公が、たくさんの女の子に囲まれながら過ごしていく物語。恋愛過程が丁寧に描かれ、恋人成立後のイチャラブはぜひ体験してもらいたい。

『D.C.5 Plus Happiness ~ダ・カーポ5~プラスハピネス』は萌えゲーアワード常連とも言える人気シリーズ最新作。前作に引き続き純愛系作品賞の受賞となった。

エロス系作品賞PINK

●きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚(シルキーズプラス WASABI)
●Pure×Holic~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~(アトリエかぐや BARE&BUNNY)
●妹Friend!(アトリエかぐや honky-tonk pumpkin)
●紬の花嫁(Hending)
●夏への方舟1(Argonauts)

エロス系作品賞は、『きまぐれテンプテーション2 ゆうやみ廻奇譚』『Pure×Holic~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~』『妹Friend!』『紬の花嫁』『夏への方舟1』の5作品。

『Pure×Holic~純潔乙女と婚姻カンケイ!?~』はハーレム恋愛が高評価で、多彩で濃厚なプレイ内容も実用的だと高評価。

『妹Friend!』は主人公と妹+妹の友達3人が織りなす物語で、とくにハーレムルートは多くのファンが虜になったようだ。

『紬の花嫁』は百合やふたなり好きにはたまらない作品で、伝記物あとしてのシナリオも満足度が高い。

『夏への方舟1』は夏の田舎を舞台にした作品で、日常とエロの緩急がバランス良く展開する。

エロス系作品賞BLACK

●催眠性指導 -Secret Lesson-(だーくワン!)
●キョウセイ支配(BISHOP)
●狙われた優等生 身代わりの代償(SYRUP many milk)
●虜ノ麗 ~男の園に紛れこんだ一輪の紅い花~(Guilty)
●鏖呪ノ嶼(CLOCKUP)

今年は多数のタイトルに投票が集まったエロス系作品賞BLACKは、『催眠性指導 -Secret Lesson-』『キョウセイ支配』『狙われた優等生 身代わりの代償』『虜ノ麗 ~男の園に紛れこんだ一輪の紅い花~』『鏖呪ノ嶼』の5作品が受賞した。

『キョウセイ支配』はBISHOPなだけに安定安心のハードコア作品。あの手この手で女の子を快楽に狂わせていく様子はもはや芸術かもしれない。

『狙われた優等生 身代わりの代償』は原作がCG作品で、それにボイスが追加されたことで興奮度アップ。

『虜ノ麗 ~男の園に紛れこんだ一輪の紅い花~』は男子校に男装ヒロインが転入するが、それがバレてしまい……という緊張感のある展開がたまらない。

『鏖呪ノ嶼』は呪術ミステリーで、そのハードコアな物語やグラフィックは一度プレイする価値ありだ。

グラフィック賞

●美少女万華鏡異聞 雪おんな(オメガスター)
●オトメ世界の歩き方(オルトロス)
●同級生2リメイク(FG REMAKE)

グラフィック賞は、『美少女万華鏡異聞 雪おんな』『オトメ世界の歩き方』『同級生2リメイク』の3作品が受賞。

『美少女万華鏡異聞 雪おんな』はその幻想的なグラフィックには誰もが目を奪われるだろう。

『同級生2リメイク』は1995年に発売されたオリジナル版の雰囲気を残しつつ、現代風に描かれたグラフィックも注目された。

サウンド賞

●セレクトオブリージュ(まどそふと)
●刹那にかける恋はなび(CRYSTALiA)
●悠刻のファムファタル(エスクード)

サウンド賞は『セレクトオブリージュ』『刹那にかける恋はなび』『悠刻のファムファタル』の3作品。

『セレクトオブリージュ』は声優陣の演技はもちろん、ボーカルアルバムが発売されるほど音楽面は評価が高い。

『刹那にかける恋はなび』はサウンドプロデューサーALNEAR氏による楽曲が聴き応えあり。

『悠刻のファムファタル』の音楽はストーリーやキャラの感情を強調し、没入感を高めてくれる。

ロープライス賞

●戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~(BaseSon)
●イチャ×2スタディ由乃 ~Dear Future~(まーまれぇど)
●神楽新風記 ~愛莉の章~(でぼの巣製作所)

ロープライス賞は、『戦国†恋姫BRAVE壱 ~四国の鬼若子、長曾我部編~』『イチャ×2スタディ由乃 ~Dear Future~』『神楽新風記 ~愛莉の章~』の3作品が受賞。どれもフルプライス並みの充実した内容が、ユーザーからの票数を集めた形だ。

FANZA GAMES賞

●DL部門:サマバケ!すくらんぶる(ILLGAMES)
●ブラウザ版(β)部門~:戦国ランス(アリスソフト)
●androidアプリ部門:セレクトオブリージュ(まどそふと)
●遊び放題部門:di-room(つるみく-Another-)

FANZA GAMESのストアにおいて、各サービスにおいて年間トップとなった作品が受賞。DL部門を受賞したILLGAMESの『サマバケ!すくらんぶる』は、2024年8月のダウンロードトップセールスを獲得しており、その人気の高さがうかがえた。

ブラウザ版(β)部門はアリスソフトの『戦国ランス』。2006年の作品だが、美少女ゲームの中でもゲーム性の高さが話題となった。

androidアプリ部門は『セレクトオブリージュ』で、手元でいつでも遊べるのはやはり嬉しい。

遊び放題部門を受賞した『di-room』は、2006年に「つるみく -Another-」ブランドから発売された密室陵辱強要サスペンスで、今プレイしても尖った内容が心に残る作品だ。


また、今回はオールタイムベストも実施。1980年代から続く美少女ゲームすべてを対象に、オールタイムベスト萌えゲーとオールタイムベストキャラクターをユーザーからの投票で選出した。その結果については、こちらのサイトをぜひチェックしてみてほしい。

※画像はすべてFANZA GAMESより引用

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