2025年9月26日にあざらしそふとよりリリースされた『アマカノ3』。本作は2014年にシリーズ1作目『アマカノ』が発売されて以来、原画「ピロ水」氏、シナリオ「龍岳来」氏のコンビの制作によって、定期的に続編やヒロインや機能を追加したパワーアップバージョンがリリースされている、同ブランドの看板シリーズ最新作だ。
本記事では『アマカノ3』の概要と、5人のメインヒロインそれぞれに用意された濃厚な個別ルートやエッチシーンといった魅力を紹介していきたい。

温泉街の学園&寮を舞台にした青春ラブラブストーリー
『アマカノ3』は海と山に囲まれた地方の温泉街、日和山を舞台にしたアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは体調を崩した祖母に代わって「楽々浦寮(ささうらりょう)」を管理することになった主人公、郷野義大となって、寮に住む5人のヒロインたちとの学園生活&恋愛を体験していくことになる。


本作は、ヒロインそれぞれの個別ルートに入って主人公と恋人どうしになるまでは(楽々浦寮でのお風呂シーンを除いて)エッチシーンは描かれない。つまり純愛系のシナリオとなっており、ゲーム序盤はヒロインやクラスメイトとの学園生活、寮での会話に多くのテキストが割かれている。ある程度ゲームを進めていくと、マップ画面に現れるアイコンを選んで特定のヒロインとの仲を深めていくパートに移行。ここで同じヒロインのアイコンを3回選ぶとメインヒロインが決定し、ルートが固定される。

なお、マップ画面で優柔不断に振る舞う(一度のプレイで複数のヒロインアイコンを選択する)と、5人のヒロインの誰とも付き合えないエンディングを迎えてしまう。本作を隅々まで味わい尽くすという意味では1回は見ておいてもいい結末ではあるが、効率よくゲームを進めていくためにも、最初にマップ画面が表示された時点でセーブデータを作成。ヒロイン全員の個別ルートへスムーズに移れる環境を作っておくのが、無難といえるだろう。

充実したヒロイン個別ルートで登場人物たちの心情変化を楽しむ
『アマカノ』シリーズでは主人公とヒロインが恋人どうしに至るまでの過程がていねいに描写されるのはもちろん、付き合ったあとに起こるふたりの心情の変化や、深まる愛情が描かれる。その伝統は『アマカノ3』にも継承されており、ヒロイン5人の個別ルートのテキスト量はいずれもボリュームたっぷり。ストーリーの展開にあわせて主人公からヒロインへ視点が移り変わる場面も複数回用意されていることもあり、キャラクターたちがセリフにしない想いも、感じ取れる作りになっている。
さらに本作では、ヒロインたちの心情の変化を「甘え度」としてシステム化。甘え度はメニューバーの「アマカノグラフ」をクリックするといつでも確認でき、甘え度に合わせたボイスも視聴できるようになっている。


システムといえば、エッチシーンのカスタマイズが充実しているのも特徴のひとつ。本作でもヒロインの陰毛とハート目の表示のON/OFFを任意で切り替えられるほか、エッチシーンを自動的にスキップする、「おあずけモード」を搭載。前者は自分好みのエッチシーンを楽しみたいとき、後者はストーリーを一気に読み進めたい場合や、Android版をスマートフォンでプレイする際などに役立つはずだ。
※Androidのインストール方法はこちらを参照。




「ひとつ屋根の下で恋する彼女と俺の純愛学園ADV」と謳われたジャンル名通りのストーリーを、5ヒロインぶん堪能できる『アマカノ3』。テキストに読み応えを求めるプレイヤーには、とくにオススメしたいタイトルだ。
■タイトル:アマカノ3
■ブランド:あざらしそふと
■ジャンル:ひとつ屋根の下で恋する彼女と俺の純愛学園ADV
■発売日:発売中(2025年9月26日)
■価格:13,200円(税込)
■対応OS:Windows 11
■スタッフ(一部):
 原画      ピロ水
 シナリオ 龍岳来
■URL:https://azarashi-soft.nexton-net.jp/amakano3/

 
  
  









