【レビュー】『下級生リメイク』はモード変更でプレイ感覚が激変! 平成の名作としてはもちろん、令和の美少女ゲームとしても楽しめる。

FG REMAKEより2025年12月19日に発売された『下級生リメイク』。本作は1998年にエルフがリリースし大ヒットを記録した『下級生』をベースに、新たなゲームモードを追加したリメイク作だ。シナリオやアドベンチャーパートには当時の感触を残しつつ、遊びやすく調整されたタイトルとなっている。

本記事ではヒントモードのON/OFFでプレイ感覚が激変する点やメモリアルモードの存在といった、『下級生リメイク』ならではの魅力を紹介していきたい。

自由度の高い彼女作り

『下級生リメイク』は、卯月学園の寮で独り暮らしをしている三年生の主人公となって学園生活を過ごすアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主に毎週2日、土曜日の放課後、日曜日を自由に行動することができ、学園や町を探索してヒロインの好感度アップ、男のクラスメイトとの会話、アルバイトでのお金稼ぎなどを行ってゲームを進行させていく。

▲グラフィックはかっぴぺ先生描き下ろしでフルHD化され、ヒロインはフルボイス化。シナリオに関しては1998年に発売された『下級生(Windows版)』をベースに、一部現在の倫理規定に合わせた調整が施されている

▲可能な限りオリジナル版と同じ表現を維持しているためか(?)、主人公や同性のクラスメイト、一部ヒロインの言動は、いま見ると驚かされるものも少なくない。特に主人公の選択肢として出てくるセリフはシンプルに失礼なものが多い(選ぶとマズい選択肢がわかりやすい)

▲ADVパートでは卯月学園内や卯月町のマップを自由に探索できる

現代の美少女ゲームと比べると攻略可能なヒロインが13名と多く、同時攻略が行えるのも特筆すべきポイント。ADVパートでヒロインたちと世間話や電話での会話を繰り返していくと、ヒロインのほうからさまざまな頼みごとをされることも。こちらからデートに誘ってより親密になっていけるため、ある程度ゲームを進めると、土曜日に誰かしらとデートの約束→日曜日にデートというサイクルが出来あがる。この「彼女作り」に特化した学園生活を約1年間過ごすとゲームは終了。その時点で最も好感度が高かったヒロインと結ばれ、エンディングを迎えることになる。

▲ヒロインたちと会話を重ねていくと好感度アップ&さまざまなイベントフラグが立っていく

▲電話番号を知っているヒロインとは、通話でも好感度を上げられる。ただし本作の「電話」はスマートフォンではなく、自室の or 寮にある 固定電話。そのためヒロインではなく親が出てくることもあり、気まずい雰囲気になることも

▲デートは時間を調節すれば1日2件までなら対応可能。午前と午後で別々のヒロインとデートに出かけられる

▲好感度が一定以上に達すると、デート後にヒロインを自分の部屋 or 自室 やラブホテルに誘うことができ、エッチシーンを見られる

ヒントモードのON/OFFでほぼ別ゲーといえるほど難易度が変化

現代向けにアレンジされた『下級生リメイク』には、ADVパートを快適に進められる「ヒントモード」が搭載されており、これをONにするかどうかでゲームの難易度が激変するのも大きな特徴だ。

ヒントモードをONにすると、ADVパートでマップのどこに誰が現れるかが可視化されるほか、ヒロインとの会話時に好感度が上がる選択肢がわかり、所持金が無限になるといった恩恵が受けられる。

▲どこにいけば誰と会えるかがわかるため、時間を最大限有効に使える

▲所持金が無限(使っても減らない)ため、デート代やラブホテル代を気にせず毎週活動できるのも強み

ヒントモードをONにするとオリジナル版(ヒントモードOFF時)とはほぼ別のゲームといえるぐらい難度が下がるのは確か。しかし本作を複数のヒロインを同時に攻略するゲームと考えると、デートの時間調整や、特定の場所、時間でしか見られないイベントCGの回収、同時攻略できないヒロインの組み合わせを見極めて諦めるなど、考えてプレイするポイントは多い。そのため現代の美少女ゲームとしては、十分なやりごたえを感じながらゲームを進められるはず。狙ったヒロインとの会話やエッチシーンを楽しみたいという人は、まずはヒントモードONでのゲームプレイをオススメしたい。

▲オリジナル版とほぼ同じ仕様で遊べるヒントモードOFFは、本作においてはベリーハードモードという位置づけといえる。ADVパートで狙ったヒロインを見つけだして会話するのが難しいうえ、バイトでデート時に使うお金を確保する必要がある

CGの回収はメモリアルモードで行うのがオススメ

ヒントモードONでゲームをプレイすればADVパートをストレスなく遊べる本作だが、ヒロインの完全攻略=すべてのイベントCGを収集するためにはヒロインとの好感度、ADVパートで出会う場所、デートスポットを訪れる季節などを試す必要があるため、自力で集めるのはかなり難しい。そこで利用したいのがメモリアルモードだ。

メモリアルモードでは本編中に起こるイベントがビジュアルノベル風に編集されており、出会いから好感度がアップするイベント、パンチラや胸チラといったラッキースケベ、恋人関係に至る決定的なイベント、そして最後にはエッチシーンと、キレイな物語として構成されている。見終わればイベントCGは全回収、さらには追加のエッチシーンまで解禁されるので、本編で取り逃したイベントCGがあった場合やとにかく早くエッチシーンを見たいヒロインがいる場合は、メモリアルモードの使用をオススメしたい。

▲読み進めるだけでエッチシーンまで到達できるメモリアルモード

▲特定の場所、季節でなければお目にかかれないイベントCGももれなく回収できる

ヒントモードのON/OFF、メモリアルモードを使うかどうかでさまざまな難易度で不朽の名作『下級生』の世界を堪能できる本作。往年のファンや過去の名作を体験したい人はもちろん、じっくり&がっつり“遊べる”美少女ゲームを探している人にもぜひ触ってみてほしいタイトルだ。


■タイトル:下級生リメイク
■ブランド:FG REMAKE
■ジャンル: ADV
■発売日:発売中(2025年12月19日)
■価格:15180円(税込)
■対応OS:Windows 11日本語版
■スタッフ(一部):
 原画:かっぴぺ
■URL:https://fanzagames-digination.com/fgremake/kakyuusei_re/

バナー
PAGE TOP