金賞・コンセプトデザイン賞

恋する乙女と守護の楯 Re:boot The“SHIELD-9”

戯画

金賞・コンセプトデザイン賞

受賞コメント

このたびは『恋する乙女と守護の楯 Re:boot The "SHIELD-9"』を「コンセプト賞」に選んで頂き、誠にありがとうございます。
月間賞に加えて更に賞を頂けたのは、応援してくださった皆様のおかげです。
心より御礼申し上げます。

過去作のフルリメイクとして制作させて頂いた今作ですが、企画を始めた当時は原作を最新OSに対応されたPCゲームは見かけても、フルリメイク作品は見かけない状況でした。
そのため本企画が皆様に受け入れて頂けるか非常に不安に思っておりました。
ただ不安に負けないくらい原作をプレイしてくださった方、初めてプレイしてくださる方に楽しんで頂ける作品を作れるのではという思いもあって本作の制作を進めておりましたので、
このような賞を頂けて本当に嬉しく思っております。

グラフィックの作り直しだけでなく、シナリオを全体的に見直して時事描写なども修正させて頂くと共に、当時サブヒロイン扱いだった2人を他ヒロインと
同様のボリュームに大幅加筆させて頂いた今作は、新しい作品として生まれ変わったと思っております。
興味を持って頂いた皆様には、ぜひこの機会にプレイして頂けましたら幸いです。

これからも皆様に少しでも「楽しい」と思って頂ける作品を制作出来るよう尽力させて頂きますので、応援のほど何卒よろしくお願い致します。

GOU(Team AIGIS)

講評

10年以上前、女装モノで一世を風靡した作品を現在のPC環境にあわせアップデート、追加シナリオも加えた“new完全版”ともいえる内容。投票では、過去作をプレイしたユーザーがメイン層だった印象だが、新規層へのフォローを含め、初回版には原作が付属される点も良い商品構成であろう。また本作の成功を受けてか、過去作のリメイク展開もいくつか行われている。CS市場に比べ、リメイク展開の少ない美少女ゲーム市場だが、過去の名作の話題性も考慮すれば、もっと可能性を探っても良いのではないだろうか。また、続編ではなく原作に追加要素を加えた、“完全版”といえる作品は昨年から少しずつリリースされている。今年の市場でも似たケースの商品展開が行われており、近年の新たな潮流となるかもしれない。今回のコンセプトデザイン賞は、そういった2020年の市場動向を示した作品としての背景も含めての受賞となった。

(GameHeadline編集長 津田清和)

受賞タイトルの中から、DMM.R18におけるダウンロード販売数が特に優れていたタイトルに株式会社DMM.com様より贈られます