2023年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2023大賞は、さまざまな部門へのユーザー投票で支持された『サクラノ刻』が受賞した。ベストヒロイン賞でも本作のヒロインたちが争う形となったことも人気の高さを感じさせる出来事だろう。美少女ゲームのエッセンスを十分に含みつつも、本作にしかない鋭い独自性を持つため、忘れ得ぬ一作となった方も多いようだ。
また、ユーザー投票の総数は前回から大幅に増え、受賞作はもちろん、今回惜しくも受賞とならなかった作品にも多数の熱意ある投票が行われた。そして、ほとんど全てのノミネート作品に投票が寄せられた点も注目すべきところだろう。表現の多様性を魅力とする美少女ゲームにおいて、誰かの心に刺さる力作が多数生まれた1年となった。
2022年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2022において、大賞を受賞したのは『ヘンタイ・プリズン』 (Qruppo)。同ブランドの研ぎ澄まされた感性により生み出された本作は、笑いと泣きがこれ以上ない塩梅で配置された怪作であった。そして、そのタイトルを裏切らないエロティックな描写も詰め込まれているというのだからぬかりがない。ユーザー投票では、シナリオ、グラフィック、サウンドなども高く評価されており、大賞にふさわしい存在感を見せつけてくれた。 2022年の追加投票では、さまざまな作品に対してユーザーからの多数の投票が行われた。惜しくも受賞を逃した作品にも、数多くの投票や、ユーザーからの熱い応援の言葉が届いていたことは実に印象深い。
2021年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2021において、大賞を受賞したのは『創作彼女の恋愛公式』(Aino+Links)。創作する者たちに焦点を当てた遊びやすくも個性的な恋愛物語は、多くのプレイヤーの心に響いたようだ。今回のアワードから、「ユーザー投票の結果をもとに受賞タイトルを決定する」というシンプルなレギュレーションに変更となったが、同作は新設のベストキャラクター賞などを含め「5冠」を勝ち取る快挙を達成。その他の受賞作やノミネート作品はもちろん、選外となった作品にも多数のユーザー投票が集まった。
2020年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2020で大賞を受賞したのは『まいてつ Last Run!!』(Lose)。2016年に準大賞&シナリオ賞を受賞した作品の完全版として、改めて存在感を示すこととなった。準大賞には『かけぬけ★青春スパーキング!』(SAGA PLANETS)『ハミダシクリエイティブ』(まどそふと)、そして『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』(アリスソフト)と、過去作でも大賞や準大賞を受賞したメーカーが並ぶ充実の結果に。
2019年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2019で大賞を受賞したのは『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?2』(Qruppo)。2018年発売の前作でシナリオ賞&ニューブランド賞、そして今年は大賞を受賞と抜群の存在感を示している。準大賞には『タマユラミライ』(Azurite)、『D.C.4 ~ダ・カーポ4~』(サーカス)、『きまぐれテンプテーション』(シルキーズプラス)が受賞。特に前者2本はその投票数の多さに驚かされた。
2018年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2018において大賞を受賞したのは月間投票および追加投票でもダントツの数字を記録した『Summer Pockets』(key)。シナリオ・グラフィック・音楽…、全ての要素でクオリティも高く、順当に大賞に選ばれた。準大賞には『ランス10』(アリスソフト)、『真・恋姫†夢想-革命- 孫呉の血脈』(BaseSon)、『ラズベリーキューブ』(まどそふと)。『ランス10』はユーザー投票では目立たなかったが、名実とも2018年を代表するソフトとして選出された。2017年度受賞タイトル
萌えゲーアワード2017において、年間ランキング1位を獲得し、ユーザー支持賞に輝いたのは「ノラと皇女と野良猫ハート2 -Nora,Princess,and Crying Cat.-」(HARUKAZE)でした! デビュー作『ノラと皇女と野良猫ハート』は2016年キャラクターデザイン賞を受賞。その続編ということやTVアニメ展開もあり人気・注目度もさらに上昇。その期待に応える作品内容であり、また新規ユーザーも多数獲得したことが投票に繋がりました。2017年の美少女ゲーム市場を代表する一本と言えるでしょう。おめでとうございます!!
2016年度受賞タイトル
2016年大賞に選ばれたのは『ワガママハイスペック』(まどそふと)。昨年はLoseの『まいてつ』、RASKの『Re:LieF ~親愛なるあなたへ~』等々、若いスタッフの作品が目立ち、また審査会でも話題になったが、中でも勢いを感じさせた本作が大賞となった。イベント・メディアやSNS展開等、ユーザーを飽きさせない活動は一つの理想形ともいえ、萌えゲーアワード史上、最多投票数を記録したことにも繋がっているだろう。
2015年度受賞タイトル
2015年大賞に選ばれたのは2004年春の初報から、紆余曲折を経て11年越しに発売された事そのものも話題となった『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』。内容も期待以上で、満場一致で選ばれた。準大賞には2012年度に大賞を受賞したスタッフによる『見上げてごらん、夜空の星を』、全ての面で完成度が高い"キャラ萌えゲーム"の『花咲ワークスプリング!』が選ばれている。
2014年度受賞タイトル
前回から参加タイトルや投票の仕組など、体制がガラリと変わった今回の萌えゲーアワード。審査委員会でもポイント計算の仕組みについてなどの質問が多くなされ、最終的に大賞の候補は『蒼の彼方のフォーリズム』と『あの晴れわたる空より高く』の2作品に絞られた。最後には審査委員全員の意見を聞き、結果満場一致で『蒼の彼方のフォーリズム』の大賞が決まった。