金賞・ユーザー支持賞

ワガママハイスペック

まいてつ

萌えゲーアワード2016 大賞

金賞・ユーザー支持賞

受賞コメント

みなさまこんにちは。まどそふとです。
この度は2016年ユーザー支持賞をいただき、身に余る光栄でございます。
恐らくユーザー様のなかには「え、ワガハイがユーザー支持賞と大賞?」と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あのですね、おそらくこの世界で一番そう思っているのは、他ならぬ我々です。 え? 本当にいいですか? もらっちゃいますよ? いいんですね? あとで「集計ミスだったからやっぱりナシで」と言われても返してあげませんからね!

……そもそも、我々が作っているようなゲームは「消費され、忘れ去られていくもの」です。クリアしたら翌月には棚のオブジェになっている類のゲームです。キャラ萌えゲーって本来そういうその場その場の楽しさを提供するものだと思っています。
でも、それが今回このような賞をいただけたということは、ユーザーの皆様の心に、わずかなりとも「何か」を残せたということだと思います。それは何ものにも代えがたい喜びです。ご支持くださったユーザーの皆様、本当にありがとうございます。
現在『ワガママハイスペック』の続編『ワガママハイスペックOC』を鋭意制作中です。今後ともまどそふとをよろしくお願いいたします。

講評

今年度のユーザー支持賞の『ワガママハイスペック』は、形としてはいわゆる萌えエロゲーではある。
プレイしていると、ユーザーの視点は自ずとキャラクター(女の子)に向いていく。そしてそこから何が見えてくるかと言えば、攻略対象キャラ含め、魅力的に描かれた全ての登場人物だ。キャラ立ちが良く、会話文のテンポも良い。
それに加えて、個々の声優さんの演技もキャラにマッチしているというか、キャラの魅力を引き立てるのに一役買っている。そこからキャラクターの”生”が見えてくるのだ。 話の部分でも、日常部分の積み重ねで紡がれたストーリーを読者に提示しているのだが、共通部分を含め、全体にだれない面白さを持っている。いわゆる”心地よい空間”が垣間見えてくる。世界感を自己と共有できるというのは、支持を得られる大きな基盤となる。
この作品「ワガママハイスペック」が評価を得たのはその辺りが大きかったのではないだろうか。

(コミックマーケット準備会 山下 智生)

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