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参加タイトル

缶詰少女ノ終末世界

ブランド: シルキーズプラス

発売日: 2019/04/26

価格: 9,504円

対応OS Windows 7/8/8.1/10

メディア: DVD-ROM

年齢区分: 18歳未満禁止

JANコード: 4589933461554

原画: イチリ

シナリオ: 渡辺僚一


初夏の豪雨の日。

コンビニに逃げ込んだ 小海雅孝 はイートインで、雨が止むのを待っていた。



ふと気づくと、隣の席に女の子がいた。

彼女が持っていたのは、ジュースでも、ホットスナックでもなくて、鯖の味噌煮の缶詰だった。

しかも、その缶詰を開けて食べだしたのだ。

女の子が!コンビニの!イートインで!鯖の味噌煮の缶詰を!食べるッ!

しかも、女の子は鯖の味噌煮の缶詰を食べると、まだ激しく雨が降り続ける外へと平然と出て行ったのだ。



エキセントリックな行動に心を奪われた 雅孝 は、彼女と再会した時に質問をする。

「どうして、鯖の味噌煮の缶詰を食べたの?」



彼女は答える。

「しゅ、終末の準備の為なんです」

彼女は続ける!

「いつくるかわからないから、週末に備えておく必要があると思うんです」

彼女はさらに続ける!

「あっ、あの終末ってまだ来てないけど、週末のことを書いた作品はたくさんあって。

 そういうのを読んだり見たりして、発見したんです」

彼女は何を発見したのか?

「『少女終末旅行』にも『北斗の拳』にもありましたし『マッドマックス2』でも。『ザ・ウォーカー』にもありました。

 それと『ザ・ロード』と『終末のフール』と『終わりの街の終わり』と『超プロレスファン列伝でも!

 『最終兵器彼女』…あれ?あれはインスタントラーメン?』」

落ち着け!

「『ひとめあなたに…』はどうだったかな?

 あっ『ポストマン』と『塩の街』はですね、絶対にあると思っていたのになかったんです。

 ない系ですね、はい」

いや、だから何があったりなかったりするんだ!?

「缶詰を食べるシーンです。

 終末になると、缶詰を食べるみたいなんです。だっ、だから、その…。

 終末の準備のために、缶詰を食べる練習をしておこうと思ったんです」

終末の準備のために缶詰を食べる?

「はっ、はい!終末の準備をしている人は世界中にたくさんいるんです。

 そういう人々のことをプレッパーズというんです」



――プレッパーズ。終末を見つめる人々。



これはプレッパーズとなった少年少女達が、終末に立ち向かう物語である。