本年度のエロス系作品賞PINKは、金賞・銀賞ともに、偶然ながら学生モノからの選出となりました。どちらの主人公もオナニーライフを楽しむごく普通の男子学生がある日転機を迎え、女の子たちとの関係が深まっていくという共通点があります。
金賞の『てにおはっ！～女の子だってホントはえっちだよ？～』は「知的文化化学研究会」を舞台に、クラスメイトのヒロイン、ビッチな先輩、毒舌少女に男の娘！キャラクターのバラエティもさることながら、ヒロイン姫川とのファーストエッチの初々しさ、そして、その後の濃厚なエロシーンへと繋がる展開には引き込まれました。また、クリア後も楽しめる「Hシーン作成モード」機能やフェニッシュカウントダウンなど、細かい部分にも作り手の遊び心があり、より一層プレイを楽しめるのもポイントアップ要素です。
銀賞となった『めばえ』は、攻略キャラが2キャラと少なめですが、その分シナリオも深く味わいがあるものに仕上がっており、いわゆる萌えを堪能できる作品でした。
（コミックマーケット準備会 共同代表 市川 孝一）

受賞タイトル一覧

金賞：てにおはっ！～女の子だってホントはえっちだよ？～
銀賞：めばえ