萌えゲーアワード2013 大賞受賞作品

大賞 月に寄りそう乙女の作法

■大賞:月に寄りそう乙女の作法
体制の変更で今回は9月~12月発売の作品までノミネートされるようになり、超激戦となった2013年の萌えゲーアワード。そんな中で見事大賞に輝いたのは、Navelの10周年記念作品『月に寄りそう乙女の作法』。数々のヒット作を生み出した原画の鈴平ひろ氏&西又葵氏の黄金コンビを筆頭に、シナリオの王雀孫氏・東ノ助氏など強力なクリエイター陣が集結したのだから、これで面白くならないわけがない!!
ストーリーは、主人公が女性になりすまして同級生のお嬢様にメイドとして仕え、服飾系の女学院に通うというもの。女装モノと主従モノとのいいとこ取りだが、その両者の魅力が爆発した桜小路ルナルートは特に必見。御主人様であるルナと、こちらが実はメインヒロイン?ってほど可愛い主人公・小倉朝日(本名:大蔵遊星)との、主従と性別を超えた恋愛は、2人どちらにも激萌え間違いナシ。さらに天才であるルナと共に歩むべく、努力して成功を掴み取る青春王道展開も加わり、感動必至なのだ。
本作で凄いと感じたのが、乙女チックな世界観にドップリ浸れる作品づくり。主人公が大財閥の私生児だったり、ファッションデザイン界が舞台だったり、登場するヒロインたちが上流階級のお嬢様だったりと、とにかくハイソできらびやかな雰囲気の中で物語が展開。グラフィックはもちろん、シナリオ・音楽・演出といった細部までユーザーを乙女な気持ちにさせる配慮が行き届いていて、主人公に感情移入しまくれるのだ。
なお本作の続編となる『乙女理論とその周辺』もユーザー投票でランクインしているので、どちらも是非続けてプレイしてほしい。

(BugBug編集部 編集長 大澤 忠基)

DMM.R18にて購入

オフィシャルサイトへ

萌えゲーアワード2013 準大賞受賞作品

準大賞 グリザイアの楽園 -LE EDEN DE LA GRISAIA-


■準大賞:グリザイアの楽園 -LE EDEN DE LA GRISAIA-
昨年「大賞・銀賞」を受賞した『グリザイアの迷宮』に引き続き、最後まで大賞を争った、『グリザイア』シリーズの完結編。しかし「PCゲーム初心者に作品を勧める手助けになりたい」というアワードの基本理念を考え、本作単体でプレイするだけでは作品~シリーズの魅力が伝わりづらいという意見から、準大賞となった。
それにしてもシリーズの全3作品が、3年連続でアワード「大賞・金賞」「大賞・銀賞」「準大賞」を受賞するなんて、やっぱり凄すぎる!! この厳しいご時世の中に3年間で3作品をリリースしシリーズをシッカリと完結させ、そしてそのどれもが高いクオリティと評価を受けているのは、業界にとっても素晴らしい事だ。
すでに1作目の『グリザイアの果実』はTVアニメ化も決定していて、これからさらに盛り上がっていくこと必至。是非1作品目の『グリザイアの果実』から本作『グリザイアの楽園』まで、シリーズ全3作品をブッ通しでプレイして楽しんで欲しい。

(BugBug編集部 編集長 大澤 忠基)

DMM.R18にて購入

オフィシャルサイトへ

準大賞 プリズム◇リコレクション!

プリズム◇リコレクション!
■準大賞:プリズム◇リコレクション!
もう1つの準大賞も、今回は激論の末に決まった。『プリズム◇リコレクション!』を推す審査委員と『LOVELY×CATION2』を推す審査委員とで、意見が割れたのだ。
結局こちらも、充実したゲーム性や今どきなキャラクターが評価された『LOVELY×CATION2』より、萌えやエロなど推し所がより分かりやすい『プリズム◇リコレクション!』の方が、どちらかと言えばPCゲーム初心者にオススメしやすいだろうという事で意見がまとまり、本作が準大賞に決まった。
そんな本作のイチ推しポイントは、しんたろー氏が描く魅力的なキャラクターと、そして何より魅力的なオッパイ。特に"乳袋(ちちぶくろ) "とも称される、衣装を着ているのにボインと飛び出すド迫力のオッパイ描写は、まさに必見!! またそれ等の魅力を生み出す土台となっている、グラフィックの美しさも特筆ものだ。
ここ最近のPCゲームの主流である萌えだけでなくエロにも力を入れた、いわゆる「萌えエロ系」を代表する作品と言えるだろう。

(BugBug編集部 編集長 大澤 忠基)

オフィシャルサイトへ

DMM.R18にて購入