なによりも投票頂いた貴方達に心からの感謝を。プレイヤーの声の力をこれほど感じた作品はありませんでした。
やっと貴方達に向かってかざすことができる何かを手に入れることが出来ました。
今回頂いたのは『コンセプトデザイン賞』ですが、本作のコンセプトは『多様性』と『寛容』です。特徴であるカップリングシステムもガールズラブというジャンルもすべてそのために選んだものです。すべてのひとを傷つけずに物語を紡ぐのは難しいです。ただ想像の届く限りやさしくありたいと努めました。誰もがしあわせになることができるし、誰もが誰かのしあわせを支えたり守ったりできる。そう願って作りました。投票下さった貴方には届いたのだと信じます。
最後に。端っこの賞から大賞のごとき大声で叫びます。
Thanks playing , Thanks vote , Thanks to all angels!
本年のコンセプトデザイン賞に選ばれた2作品は、奇しくも正反対の属性を持つ作品になった。ひとつは女装した「男子ばかり」という『シャイニー・シスターズ』、もう一作は、登場キャラが「女子ばかり」で、視点すら無性別の三人称という百合作品『きみはね Couples』である。本作は2015年発売のロープライス作品で、当時より一定の評価を得ていた。その評判が、今回のイベントやCGの追加に続編『きみから』を加えての完全版発売により目に見える評価として現れたようだ。日常4コマ漫画的なライトな読み口に、カップリングからあぶれても温かく見守ってくれるルームメイトというほのぼのテイスト、そして何より男がいない百合ワールドがユーザーの心を鷲掴みにしたのだ。ディープな百合ファンからは物足りないという声もあるが、百合系作品ファンを増やす間口の広さが本作の魅力と言えるだろう。
こんにちわ、ensembleです。
このたびは『コンセプトデザイン賞』に選んで頂き、誠にありがとうございます。
ensemble10周年を記念した、乙女シリーズの主人公オールスターディスクとでも言うべき作品になりましたが、ユーザー様にご好評を頂き嬉しい限りです。
この作品を企画するにあたり、社内でも賛否が分かれました。
元はおまけのミニゲームだった「女装主人公ミニゲーム」を一つのディスクにするに辺り、そもそも需要があるのかということで話し合いの場がもたれました。
様々な不安要素はありましたが、自分だけが男だと思っている7人の主人公たちが一同に会して面白くならない筈がない、そして他のブランドではできないことをやってみようという事で、『シャイニー・シスターズ 女装主人公アイドルプロジェクト』が誕生致しました。
アイドル活動をすることになった女装主人公たちの可愛らしいドタバタ劇、まだ見たことがないという方がいましたら是非プレイしてみてくださいね。
最後なりますが、いつもensembleを応援して下さっている皆様には、本当に感謝しております。
ensemble乙女シリーズはまだまだ続いていきますので、これからもよろしくお願い致します。
ディレクター 真田昌樹
ensembleの「乙女シリーズ」の女装主人公たちが全員集合して、アイドルグループを結成! 自分が男と知られちゃいけない女装男子たち。仲間とのちょっとした接触に心が揺れ、失言で正体がばれるかもと慌てふためく。乙女シリーズ本編ではよく見かける光景だが、本作品内では相手も男なわけで……コミカル感は通常の7倍以上!? この楽しさは、まさに企画の勝利と言えるだろう。通例、ensembleの女装主人公が集まるミニゲームは、製品の特典として配布されてきたが、第5弾の本作は単体パッケージでの販売を決行。見事アワードに選ばれるほどのユーザー支持を集める結果となった。この成功は更なる「乙女シリーズ」の隆盛を決定するものなのか、それとも男の娘による♂×♂作品への展開を見せてくれるのか? 今後のensembleの展開から目が離せなくなりそうだ。