この度は萌えゲーアワード2019主題歌賞を頂きまして、心からお礼申し上げます。
ブランド名にtoneを冠している我々にとって、音楽面を評価して頂けるのはとても光栄なことです。
今作はそれまでの3作から少しだけ毛色を変えて、SF要素を加味し、かつ「運命の選択」という重いテーマを扱いました。
もちろん純愛がベースにあるのですが、そう言った要素を主題歌でどういう風に表現しようかという点で非常に悩んだことを覚えています。
この賞を頂けたという事は、しっかりと作品の世界観を皆さんにお届けできたのだろうという自信に繋がりました。
そして、この賞が発表された本日、スピンオフ作品である「月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow」が発売されているはずです。
こちらも作品世界に寄り添えるような楽曲を多数用意いたしましたので、よろしければ楽曲と共に楽しんでいただけましたら幸いです。
(tone work's)
tone work's作品の魅力をひとつの角度からだけ語るのは難しい。最新作『月の彼方で逢いましょう』だけでなく、同ブランド作品はキャラデザイン、シナリオ、音楽など、様々な要素のいずれもが高いレベルであるがゆえに、ユーザーを楽しませてくれているからだ。
その中で、今回はあえて主題歌賞という切り口から本作を評価した。主題歌「月の彼方で逢いましょう」は、ポップなメロディーラインに、「月」「時の彼方」そして「後悔」という作品テーマを示唆する歌詞が乗せられている。これが作品への期待感と、二部構成へのいい意味での不安感を煽ってくる。まさに「作品全体の雰囲気を伝える主題歌」。そしてプレイ後に改めて聴くことで「そうだったのか」と納得させる。王道のゲーム主題歌なのだ。
さらに主題歌だけでなく各キャラソングにも秀逸な楽曲が並ぶ。主題歌を含めたボーカルソングへのこだわりが、本作でひとつのレベルに昇華した。主題歌賞に選んだ理由である。
※…タイトル部分の「逢いましょう」ですが、フォント仕様の関係で「2点しんにょう」で表記することができません。ご了承いただけますと助かります。
「MUSICUS!」が「シナリオ賞」と「主題歌賞」を受賞との事。
素直に嬉しいです。
今までこの手の表彰関係に全く関係ないエロゲ屋人生でしたので
最初受け取るかどうか悩みましたが、最後の作品なのでお受けする事にしました。
スタッフと共に喜びを分かち合おうと思います。
ご支援頂いた皆様、本当にありがとうございました!
ひとつ明確にしておかなければならないのだが、『MUSICUS!』には主題歌がない。18曲ある劇中歌は、すべて登場するバンドの楽曲であるが、いずれもが作品主題歌ではないのだ。これについては『MUSICUS!』プロデューサーのbamboo氏が各所で語っているのでそちらを参照してほしいが、「ゲームをプレイした人が『これが俺の主題歌だ!』と決めてほしい」ということらしい。痺れた! OVERDRIVEはこれまでも音楽、それもロックにスポットを当てた作品を世に送り出してきた。そんなOVERDRIVEの集大成となる『MUSICUS!』。この作品が多くのファンの支援で制作されたことは広く知られた事実だ。 では、彼ら支持者が何を求めて『MUSICUS!』を指示したか。もちろん人それぞれあろうけれど、bamboo氏、そしてOVERDRIVEの送り出す「ロックンロール」そのものであるという人も少なくないだろう。 シナリオも高く評価された本作。明示された主題歌はない。しかし、本作を評するに、音楽を除外しては語れない。その思いを込めて、あえて主題歌賞を贈りたいと思う。