萌えゲーアワード 2011年度 受賞タイトル発表

プログラム部門選考の基準としてはゲームをプレイしやすさやテンポなど、実際にプレイした印象が鍵となり、プレイヤーに理解しやすい所もポイントとなる。金賞の『あかときっ!』は作品毎に新たなアイデアを盛り込むエスクードらしさがよく出ており、特に「魔砲バトル」では相手を攻撃して脱衣させるだけでなく、追加効果の恩恵もあり、熱中させるポイントだと大いに感心した。たとえ負けても強い状態でやり直す事も可能であり、ユーザー目線で飽きさせないよう気を配ったゲーム性で受賞となった。
銀賞の『BALDR SKY DiveX』は昨年に引き続いての受賞であり、幅広く安定したプレイバリューでおなじみだ。本作ではシリーズ全てのメカが登場し、その全ての武装が使用可能となる。モードも多彩であり、特に難易度固定の「バルド地獄」は手ごたえあるステージが100面もあり、発売以来多くのやりこみプレイヤーを釘付けにしている。本年のプログラム部門は、アワード設立以来毎年入賞してたエウシュリーがエントリーを辞退した為、多少顔ぶれが異なったものとなった。アクション寄りなタイトルが注目されやすい部門ではあるが、斬新なアイデア一つがゲーム全体を盛り上げる効果にもなり、今後の新たなゲーム性の誕生に期待したい。

（PC-Angel neo編集部 編集長 高木 敬介）

【金賞】あかときっ！-夢こそまされ恋の魔砲-（エスクード）

【銀賞】BALDRSKY DiveX "DREAM WORLD"（戯画）