金賞・ゲームデザイン賞

私が好きなら「好き」って言って!

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金賞・ゲームデザイン賞

受賞コメント

「萌えゲー」って何だろう?
「二次元での恋愛を楽しむためのもの」かな。
じゃあ、恋愛で一番楽しい瞬間はどこだろう?
やっぱ告白でしょう。女の子からOKをもらえた瞬間って、最高に幸せだよね!
よし、それじゃ、告白をテーマにした作品をつくろう!

――そんなコンセプトで生まれたのが、告白システムであり"好き好き"です。
フラグがすごく複雑で、作るほうも大変なら遊ぶほうも大変というこの代物。シンプルな選択肢式が定着して久しいこのご時世に、あえて逆行するなんて、我ながら酔狂だと思います。それでも「萌えゲー」に対する自分なりの答えとして、世に問うてみたかった。
評価は案の定、賛否両論わかれるものでしたけど、一部のユーザー様からの心からの「感動した!」を聞けて、こんな賞までいただけたから、本望です。僕らにとっては他のどんな賞よりも嬉しいです、ゲームデザイン賞!ありがとうございます!

反省点はいっぱいあります。でもそれは、このゲームシステムにはまだ多くの可能性が秘められてる、ってことです。より面白い、究極の萌えゲーをつくることを目指して、これからも頑張っていきますので、皆様、応援よろしくお願いします!

講評

学校の裏庭に生えているリンゴの樹。そこは告白スポットであり、今まで数多くの男女がここで恋人同士となった。ある日、主人公はリンゴの樹の妖精「QP」と出会い、近いうち不幸が訪れると告げられる。回避する方法は「カノジョ」を作ることだとQPは言うのだが…。
 女の子とデートを重ねて好感度を高め、両思いになったらラブラブな生活が…と基本的なシステムはごく普通の恋愛SLG風味。だが本作のポイントは女の子への告白をプレイヤーが好きなタイミングで行える点だ。女の子の好感度が十分だと思ったら告白すればいいのだが、「もういいかな? いや、もうちょっと…」という葛藤が実によいスパイスとなり、多くのユーザーのハートをがっちりキャッチ。多くの投票を集め今回の受賞となった。徐々にステップアップしていくHシーンなど、ユーザーがストレスなく恋人気分を満喫できるように作られている点も評価したい。

(びーパラ編集部 編集長 丸山和巳)

IZUMO4

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金賞・ゲームデザイン賞

受賞コメント

こんにちは、Studio e・go!です。
 今回、ゲームデザイン賞ということで、投票、応援頂いた皆さまありがとうございます。本作は人気シリーズのナンバリングタイトルであり、システム的にもシリーズの良い部分を残しつつ、新たな要素を加え進化させることが求めていると考えて製作を行ってきました。
 また、実際の出雲地方を舞台として実在する名所で物語が展開したり、light様とのコラボレーション企画ということで製作・広報の両面で協力したりと、作品全体としてこれまで行ったこなかった事へも挑戦してきました。今回、ユーザーの皆様や審査の中では、その辺りも総合的に評価して頂けたものと思っております。
 今回の受賞を受けて初めて本作を知ったという方は、公式サイトに体験版などを公開しておりますので、是非プレイしてもらいたいです。
 最後に、コラボレーションを行ったlight様、キャラクターに息を吹き込んでくださったキャストの皆さま、そして、応援頂いたユーザーの皆さまへこの場を借りてお礼申し上げます。

講評

人気シリーズとして多くのファンを生み出し、アニメやコンシューマなど、幅広いジャンルにその世界を広げてきた「IZUMO」。その最新作が約8年ぶりに登場。
 日本神話をモチーフにした和風の世界観がこの作品の特長で、キャラクターやグラフィックなどビジュアル的な面だけではなく、戦闘システムにも「勾玉」や「五行」など徹底して和風テイストで統一されている点、そしてコンボや属性を採り入れた戦闘システムなど、RPGとしてのデキも良く今回の受賞となった。
 一見して面倒そうと捉えるユーザーもいるかもしれないが、戦闘のスピードは軽快でテンポも良い。長く続いたタイトルだけあって、このあたりのシステムが熟成しているのも強みであり、評価のポイント。長く愛されているシリーズにはワケがあるんだなぁ…と改めて再認識させられた。

(びーパラ編集部 編集長 丸山和巳)