こんにちわ枕です。すかぢです。
このたびは萌えゲーアワード大賞誠にありがとうございます。これもひとえに応援してくださったユーザーの皆様のおかげでございます。
「サクラノ詩が出たら俺エロゲ引退するだ」という言葉まで囁かれた、死亡フラグのごとき作品ですが、まだまだ終わりません。
本作品はサクラノ詩として完結しておりますが、現在、続編であるサクラノ刻を鋭意制作中でございます。この二作品は双子の様な存在でして、互いに違った良さが出ることと信じております。
それではエロゲーユーザーの皆様、サクラノ刻でお会いしましょう。引退すんな!
製作発表から発売までおそらく10年はかかったであろうこの作品は、待ち望んでいたユーザーの期待に見事に応え、トータルバランスのとれた完成度の高い作品として生み出された。
まず特筆すべきは音楽で、作品世界にマッチした優れたBGMに、主題歌の「櫻ノ詩」も素晴らしい出来。また、シナリオもストーリー性が読者を飽きさせない構造となっており、序盤共通ルートの部分でも、日常の世界感をプレイヤーに堪能させるのではなく、物語そのものを読ませるということに腐心した作りとなっている。内容もオールクリアすることに重点が置かれており、なにより伏線の回収もそれが前提での物語作りをしている。
ボリュームがちょっと多めではあるのだが、それでも、プレイすれば飽きることなく満足感を十分に得ることが出来る作品となっており、実際にユーザーにそれを与えることが出来たことが、この賞とひいては大賞受賞の栄誉に輝くことができたのではないだろうか。