萌えゲーアワード 2011年度 受賞タイトル発表

昨今では、萌えや純愛系のゲームであっても濃厚なH描写が好まれる傾向にあるため、各メーカーはその点を意識した制作を行っているように見受けられた。その中でも金賞の『カミカゼ☆エクスプローラー！』、銀賞の『妹ぱらだいす！』は群を抜いていたように思う。金賞の『カミカゼ☆エクスプローラー！』のポイントは、やはり御敷仁氏の描く魅力的なキャラクターと、日常シーンで繰り広げられるコミカルかつテンポの良いやり取りでプレイヤーを大いに楽しませて貰った。そしてヒロイン達と親密になってから登場するHシーンは非常に効果的であり、多くのユーザーが語る豊満なバストの描写は言うまでもなく、表情や構図などエロさを強く感じさせる工夫も随所にあって、エロス系作品賞に相応しいクオリティとなっている。日常シーンでは明るく楽しいシナリオを読ませつつも、Hシーンではとことんエロさを追求する――この形は18禁ゲームの王道とも言えるが、ここまでの高い評価を得られたのはクロシェットというブランドの力が大きい。ユーザーを裏切らず丁寧なゲーム作りを行ってきたメーカーだからこその結果であると言えよう。

（PC-Angel neo編集部 編集長 高木 敬介）

【金賞】カミカゼ☆エクスプローラー！（クロシェット）

【銀賞】妹ぱらだいす！～お兄ちゃんと５人の妹のエッチしまくりな毎日～（MOONSTONE Cherry）