金賞・シナリオ賞|萌えゲーアワード 2018年度 受賞作品一覧

金賞・シナリオ賞

アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-

アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-

金賞・シナリオ賞

受賞コメント

この度は栄えある賞を頂き、誠にありがとうございます!
『アメイジング・グレイス』シナリオ担当の冬茜トムと申します。

学園。日常。クリスマス。西洋美術。ループ。終末思想──
この作品を構成する要素はおよそこんなところでしょうか。
どれも親和性が高いのかそうでないのかよく判りませんが、
とにかくこれらをオーロラという鍋の中で煮込んだものが『あめぐれ』になります。
初めましての方も、興味が湧きましたら手に取っていただければ幸いです。

最初にそれらの着想を得たのは今から数えてちょうど2年前ほどになりますが、
当初に思い描いていた全体のイメージやシーンなどをきちんと形にすることが出来、
その結果こうした評価をいただくに至ったことは、この上ない歓びです。

制作に携わっていただいたスタッフの方々。
今日までご支持いただいたユーザーの皆様。
物語を創り上げてくれたユネ、キリエ、コトハ、サクヤ。
この場を借りて謹んでお礼申し上げます。

今後ともアメグレ並びにきゃべつそふとの作品にご期待ください!

(冬茜トム)

講評

2019年度シナリオ賞には、傾向の違う3作品が選ばれることになった。審議中、最初にシナリオ賞に選ばれたのが、この『アメイジング・グレイス』だ。クリスマスの日に壁で覆われた謎めく芸術都市で起こる惨劇。記憶喪失の主人公は、それを食い止めるべく何度も同じ時間を繰り返すことになる。ここ最近ヒットした「異世界もの」と「タイムリープもの」を合体させたのか……と侮るなかれ。シナリオの字面を追うだけでは簡単に騙されてしまう叙述トリック、織り込まれた膨大な伏線、主人公の思惑を超える意志と腹の探り合いと、密度の濃いミステリーが展開されていく。また、各ヒロインが隠していた行動や思惑、随所に登場する海外絵画や聖書、神話などに秘められた意味など、知れば知るほどシナリオの奥深さに気づかされていくことだろう。本作は、すべてのアフターエンディングを見終えた後にもう一度最初からじっくりと読み解いていきたい。そう思わせてくれる出来栄えになっている。

(ライター 霧方るんた)

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抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?

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シナリオ賞

金賞・ニューブランド賞

萌えゲーアワード2018 DMM賞

受賞コメント

SHO広報委員会宣伝実行部名誉理事のハメドリくんでございますパコ。
この度は萌えゲーアワード2018年シナリオ賞を頂戴いたしましたこと、恐悦至極に存じたてまつりますハメ。
本作は非常に大きな“ギャップ”がテーマとなっておりますパコ。
パっと見で敬遠した方がいるのも当然であり、普通であればそのまま終わってしまってもおかしくありませんハメ。
それでも膣奥に隠された魅力に気がつけて頂けたのは、ひとえにユーザーである皆様が辛抱強くプレイしてくださったおかげですパコ。
物語の最後までお付き合いくださり、改めて感謝しますハメ。
しかし本作には決定的な弱点がございますパコ。それは本編中に私(ハメドリくん)の登場回数が2ワードしかないことですハメ。
そのクリティカルなウィークポイントを解消できているのか、2019年7月発売の「ぬきたし2」への期待がいやが上にも高まっておりますパコね。
今後ともSHOならびにハメドリくんの活躍にご期待くださいハメ。
敬具。パコ。

(ハメドリくん)

講評

ニューブランド賞とシナリオ賞とダブル受賞となった本作品。近年のライトノベルのような、長くもあらすじのようなタイトルで、露骨に「抜きゲーですよ!!」と大主張。その名の通りに淫行を推奨する「ドスケベ条例」に四苦八苦する主人公たちの姿が、コミカルに描かれていく。ところが途中から、学園の執行組織や利権を狙うヤクザを相手に大立ち回りを繰り広げるバトル物へと変貌していくのだ。淫具を装った戦闘ガジェットを駆使し、怪しい修行で身に着けた技で群がる敵から己の貞操と仲間を守って戦う展開は、熱血少年マンガそのもの。主人公の内なる葛藤や仲間との信頼構築、その仲間に後事を託して死地へ赴く姿などのいわゆる「お約束」もきっちり描かれている。その一方で過疎化やLGBT、マイノリティへの圧迫など時事問題を絡め、ただのお笑い&バトル作品に終わらない、読ませるシナリオへと昇華させている。まさにこれこそが少年の魂を持ったオトナたちへ送る痛快娯楽作品といえるだろう。

(ライター 霧方るんた)

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はるとゆき、

はるとゆき、

シナリオ賞

受賞コメント

「はるとゆき、」企画・シナリオ担当の中島大河です。
このたび本作品が、シナリオ賞という大変光栄な賞を頂きました。
自身の書きたいもの・方向性をそのまま具現化し、だからこそ思い入れの強い脚本であったため、
このような評価を頂けたことに、驚きと共に喜びを感じている状態です。
これも応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
そして素晴らしいお仕事をしてくださったスタッフの皆様にも、深く御礼を申し上げます。

シナリオ方面で評価して頂いている状態で恐縮ではございますが、この作品はそれだけではありません。
彩り鮮やかなグラフィックや声優様の熱演など、様々な魅力が詰まっています。
今回の受賞で、もし「はるとゆき、」にご興味を持たれましたら、ぜひぜひ本作に触れて頂ければ幸いでございます。

最後になりますが、改めて御礼申し上げます。
ご声援本当にありがとうございました。

(あかべぇそふとすりぃ 中島大河)

講評

最初に思わせた作品ジャンルとはがらりと変わり……という2作品に対し、一本気のままにストーリーを貫いたのがこちら『はるとゆき、』。冬の温泉旅館を舞台に、従業員と宿泊客、生者と死者の交流と別離が描かれている。責任ある仕事の中での大人の恋愛劇に、将来への不安や夢、過去の悔恨、現状への不安などを絡めて描くことで、中間小説誌か青年漫画誌作品のような大人の味わいを持つヒューマン・ドラマに仕上がっている。もっとも本作は当初、ヒロインたちの一途さや主人公の真摯な恋愛観から純愛系作品賞にノミネートされていた。しかし審議を重ねる中で、悲しさの中に優しさや温かさを感じさせる物語の妙、情事を重ねいていくにつれて別れが辛くなる心情を見事に書き上げた点が評価され、シナリオ賞が贈られることに。また、別れと言えば悲壮なイメージに見られがちだが、従業員たちの軽妙な掛け合いや希望へとつながる展開を見せることでハートフルな雰囲気に仕上げたところも高評価につながった。

(ライター 霧方るんた)

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