金賞・ボイス賞

言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)

言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)

金賞・ボイス賞

受賞コメント

このたびは『言の葉舞い散る夏の風鈴』で「ボイス賞」を頂きまして、応援頂いた皆様、本当にありがとうございました。企画・シナリオは「範乃秋晴」先生で、シルキーズプラスDOLCEでは「景の海のアペイリア」に続いて2作目を手掛けて頂きました。「声優」を題材にした作品で、ヒロインたちが、まさに声優を目指すという青春ストーリーです。今回、ボイス賞を頂けたことは、作品のコンセプトと、キャラクターを演じて頂いた声優の皆様の高い演技力に評価頂けたと認識してスタッフ一同、大変嬉しく思っております。プロの声優様が成長過程の声優を演じるという…難易度の高い演技も、とても自然且つ、舞台を見ているような感覚すら覚えるくらいでした。学園を舞台に爽やかなストーリー展開、声優を目指す中で、ヒロイン同士の笑い、涙、感動、いろいろなエッセンスが詰まり、「声優」とは?がこの作品をプレイするとすごく良くわかったとファンの方々からもお声を沢山頂きました。

主人公「波瀬督」のパートボイスも倉島丈さんが素晴らし演技をしてくださっています。ここではお伝えしきれないので、まだ遊んでいない方はまず体験版をプレイして「言夏」の世界観に触れてみてください。

主題歌とエンディングテーマを担当頂いた薬師るりさんの爽快でキュートな楽曲、発売前に全国を巡ってその歌を各地でご披露頂いたのも印象深いです、ありがとうございました。

「言夏」もファンの皆様の温かな応援で月間賞も頂いております、本当にありがとうございました。

令和のシルキーズプラスもどうぞ宜しくお願い致します!


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講評

本作は声優志望の女の子とダメ絶対音感を持つ主人公が織り成す、いわゆる“声優になろう”系の作品で、桜川未央、秋野花、遥そら、くすはらゆい、といった萌えゲーファンにはお馴染みのキャストがヒロインを務めている。そんな彼女たちが演技下手な女の子たちをどう演じてくるのかには興味があったが、蓋を開けてみたらそれどころではなかった。表現者としては難しいであろう「下手な演技」を見事な大根役者っぷりで演じきったと思えば、終いには表現方法や声優の解釈によって全く異なるイメージが浮かぶといった難易度の高いところまで、見事に表現してくれたのだ。
また演技論という難しい題材を巧みにまとめ上げた範乃秋晴氏のシナリオも評価したい。はじめはドタバタ劇で笑わせ、最後はきっちりと涙を誘う。そのラストも声優の力を信じたからこそ書けた内容で、未プレイ諸兄はぜひここで鳥肌を立てていただきたい。
声優の演技が優れていて素晴らしかった作品に与える「ボイス賞」はこの『言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)』の素晴らしさを伝えるために新設された賞。声優ファンであれば絶対にプレイしておきたい名作だ。

(BugBug編集部 編集長 大澤 忠基)

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