金賞・シナリオ賞|萌えゲーアワード 2016年度 受賞作品一覧

金賞・シナリオ賞

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~

Re:LieF ~親愛なるあなたへ~

金賞・シナリオ賞

受賞コメント

皆さまこんにちは、RASKでございます。
この度は、シナリオ賞という栄誉ある賞をいただきまして、大変光栄に思います。 このような賞をいただけたのも、常日頃から応援して支えてくださったユーザーの皆さまをはじめ、苦難な時も共に歩んできたスタッフ、これまでの文化を築き上げ、盛り上げてくださった業界の先人方のおかげです。
この場をお借りして、皆様に心より御礼申し上げます。
失敗することや困難な場面も多々ございましたが「Re:LieF~親愛なるあなたへ~」の制作で得たことを整理した上で、今回築き上げた土台を元に、当コンテンツの本質を活かし、より良い環境作りへ精励する所存にございます。これから多くの課題が待ち受けているとは思いますが、いただけた賞に恥じぬよう、より一層成長し皆様の心に残るようRASKスタッフ日々努力をしていきたいと思います。
引き続き変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

講評

社会からドロップアウトした登場人物たちが、疑似的な学生生活をもう一度やりなおすという、特異な設定がまず目を見張る。また、物語の視点も一概に主人公からというわけでもなく、ヒロインの視点からも語られていく。美少女ゲームとしては登場人物の年齢設定もやや高めだ。
登場人物の相関関係もひねりが利いている。SFミステリの快作というよりは非常に特異な物語というのが、「Re:LieF」に抱いた印象だった。そしてそれは近年あまり目にすることがない美少女ゲームのシナリオの形に落とし込まれている。
これからプレイをする人の興を削ぐことになるので、あまり詳しいことはここでは書かないが、物語に萌えや日常という概念は無く、美少女ゲーム初見の方には手に取り辛い作品かもしれない。
だがその中からも読んでいると引き込まれる要素は多分にあり、最後まで読まずにはいられなくなる。また是非とも最後まで読んでほしいし、読み切った時の充足感はそうとうに得られるシナリオだといえよう。

(コミックマーケット準備会 山下 智生)

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まいてつ

まいてつ
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萌えゲーアワード2016 準大賞

シナリオ賞

受賞コメント

Loseです。
この度は、萌えゲーアワードシナリオ賞受賞とのこと誠に有難う御座います。
弊社とは、縁遠い賞だと認識しておりましたので、連絡をいただいた時は驚きましたが、魅力的なシナリオの作品群に惹かれて、この業界に入った身としては素直に嬉しい気持ちです。
昨今では珍しくなりましたが、ライターに好きなテーマで書いてもらうというやり方を通して、モチベーションが高い状態で仕事をしていたいたのが皆様にも伝わったのではないかと存じます。現在、「まいてつ」の続編を執筆してもらっておりますが、途中ながらまだまだ発展の余地があったのだと思わせる内容で、既に、今回より良いものになると確信しております。
いずれ発表の機会が来ると思いますが、今回の受賞で上がったハードルを越えられるよう頑張って参りますので、是非ご期待いただけますと幸いです。

講評

地方の活性化をテーマにした登場人物(住民)の感情を、鉄道の復興の過程の中から、そこに住まう人々の生きざまとともに、融和と発展へ導いていく物語。キーワードは人との出会いと対話。そして機関車を復活して走らせるための人々の努力が物語として描かれている。
またそれらの積み重ねによる、主人公と対象である機関車及びヒロインたちの成長物語でもある。比較的長い話だが、ライターの方に筆力があり、読ませる文体になっているので飽きることはない。また正直シリアスな内容の物語なのだが、それをいかに柔らかいものとして読ませるかという、テキスト的な調理は充分に施されている。
登場人物も多い話だが、皆が魅力的且つストーリーに必要な(係わってくる)キャラクターとなっている。この群像劇ではない主人公主体のドラマツルギーこそが、この作品「まいてつ」の魅力なのではないだろうか。

(コミックマーケット準備会 山下 智生)