シルヴァリオ ラグナロク
light
この度はシルヴァリオラグナロクにシリーズ賞を頂きまして誠にありがとうございます。
グリーンウッドが解散するという状況の中、所属会社をアレスに変えてのシリーズ継続という異例の事態となりました。完成まで色々とございましたが、多数のご協力を頂きまして無事シリーズを完遂する事ができたことに本当に感謝しております。
この作品は本当に、制作する我々にも色々なものをもたらせてくれました。作品は生き物である、というのは私の持論ではありますが、この世に存在するべきものを生み出す事に携わる事ができた喜びはスタッフ全員が共感しているものと思います。
また、今年はこれを糧に、心意気も新たに、新たな地平を目指して参りたいと思います。
lightの『シルヴァリオ ラグナロク』はまさに美少女ゲームでシリーズ企画を完遂させる難しさを感じさせてくれた。
1本あたりの制作期間の長い美少女ゲームだけに、シリーズ企画をスタートさせた後に、市場動向などが様々に変化することは当然のように起こる。3部作企画として2015年発売の『シルヴァリオ ヴェンデッタ』でスタートした「シルヴァリオ3部作」は、2017年に『ラグナロク トリニティ』をリリースしたが、その後、制作ブランドが解散し、シリーズ完遂に赤信号がともる。しかし、2020年に『シルヴァリオ ラグナロク』発売で見事シリーズ完結を迎える。それを支えたのはスタッフの頑張りももちろんだが、シリーズを応援し続けたファンの存在が大きいだろう。月間賞のユーザー投票では2位ながらも、『アマカノ2』と最後まで競り合い、さらに追加投票でも票数を上積みするなど、熱いシリーズファンに支えられていたのは、この結果からも明らか。まさにスタッフとファンの熱意が支えたシリーズ完遂。その事実にシリーズ賞を贈りたい。