この度は萌えゲーアワード2014におきまして、『アストラエアの白き永遠』がBGM賞でなんと栄えある金賞を頂くことが出来ました! これもひとえに応援をしてくださったファンの皆様のおかげです。
本作もこれまでの作品同様にひとつひとつの要素をスタッフみんなで頑張って制作して参りましたが、今回は特に物語上に“歌”というテーマがありましたため、星々の歌という意味も込めてタイトルにAstralAir(アストラエア)と付けさせて頂き、音楽の演出をこれまで以上のものにしようと、作曲家の忍さんを始めたくさんのアーティストの皆様のご協力で制作して参りました。ゲームにとっての音楽は、キャラクターやCG、物語と同じくらいプレイされた方の心に残る、作品にとって大切な要素だと思います。その“音楽”で作品のテーマをもっと表現していこうという製作方針に共感をして頂き、1曲1曲、全てを大切に作曲してくださった音楽制作スタッフ、アーティストの皆様へ今回の賞をお伝え出来ることが、ディレクターとして何よりも嬉しい出来事です。
作品制作にご協力頂きました全てのスタッフの皆様、また本作を応援頂きましたユーザーの皆様、本当にありがとうございました!
今年度のBGM賞は対抗馬もなく独走でFAVORITEの『アストラエアの白き永遠』が受賞しました。決め手となったのは60曲近くある楽曲すべてのクオリティが高かったことです。ついアレンジの手間を省いてしまったり、何曲か凡曲が混じってしまうものなのですが、これだけ粒が揃っている作品は希有です。また、ずっと聞いていても気持ちが良い曲が多いため、サントラを購入した人も多いのではないでしょうか。
ピアノ主体のBGMは、やさしいだけでなく、時に激しく、時にシリアスに、時に楽しく、ゲームのシーンに合わせて盛り上げてくれます。「永久に舞う、雪の詩」や「白きセカイの因果律」などゲームを代表する曲ももちろん良いのですが、個人的には、「ゆきよりも優しく」などの物静かな楽曲こそこのゲーム全体の魅力を最大限に引き出していると感じました。