ファイヤワークス代表、北川晴です。「どうして、そんなに黒い髪が好きなの？」が萌えゲーアワード２０１４年１０月月間賞に引き続き、２０１４年度金賞・ニューブランド賞受賞とのこと、とてもありがたく思います。これもひとえに応援してくださった皆様のおかげです。
制作中は色々とあり、ほんとうに完成するのか？ と思うこともありましたが、どうにか発売にこぎ着けることができました。
発売後は、ユーザーの皆様に楽しんでもらえればそれだけで満足とも考えておりましたが、こうして形として賞をいただけると喜びもひとしおです。
今後は、黒髪、歴史物のコンセプトに拘らず「おもしろそう」なものに挑戦をしていきたいと考えております。
次回、次々回も、賞をいただけるような良いものを目指して製作を続けていくつもりです。今後も、応援をいただければ幸いです。
いくつかの上位タイトルとそれ以外の売上格差がより厳しくなってきた市場において、知名度が不足する新ブランドはどうしても苦戦しやすい。ファイヤワークスの『どうして、そんなに黒い髪が好きなの？』も同様であり、セールス数自体は目立つ結果とはならなかった。それでいて10月の月間賞を獲得し、また年間のユーザー投票でも7位に入る数字を残したのは、わかりやすいテーマに絞り、それを活かす作風を徹底したことが、プレイしたユーザーの気持ちを強く掴んだからだろう。
特に萌え系作品では髪の毛に明るいカラーを使用したヒロインが多数登場し、華やかさの演出にもつながっているが、本作では全て“黒髪”。購入特典ではさらに黒い髪に変わるパッチも用意されている。歴史や神話を活かした設定・物語も、このビジュアルに適した内容と言えるだろう。
こんにちは、ウグイスカグラです。この度は金賞・ニューブランド賞をいただきまして、誠にありがとうございました。このような栄えある賞を受賞できたのも、ユーザーの皆様が応援していただけたからだと思います。受賞した「紙の上の魔法使い」は、ニューブランドの処女作として上々の滑り出しを迎えることが出来ましたが、今回の結果に満足することなく、より良い作品を生み出すことが出来るよう、今後もスタッフ一同頑張らせていただきます！
現在、既に次回作への制作を開始しておりますので、ウグイスカグラの第二作目ものんびり待っていただければ幸いです。次回作も、このような素敵な賞をいただけるように、頑張ります！
昨年12月は「年末商戦としては物足りない」と推測されていたのだが、結果は予想以上の数字となった。その理由の一つが、実績のない新ブランドの健闘であり、『紙の上の魔法使い』のウグイスカグラもそのブランドの一つだ。
本作はいわゆる“萌え系”にカテゴリーされる内容となっているが、人気ジャンルでもあるため、競争は厳しい。新ブランドであり、またシナリオ・原画ともほぼ新人である『紙の上の魔法使い』が好セールス、そしてユーザー投票でも12位と高い評価を得たのは、「物語性とキャラクター性の両方を追求した作品を作っていく」という、決して簡単ではないブランドコンセプトを、見事に表現しているからだろう。
粗さを感じさせる部分もあるが、物語&キャラクターの構成力を感じさせる作品だけに、またこのスタッフでの次回作を期待したい。
