『Venus Blood -HYPNO-』が、装いも新たに開催された2014年萌えゲーアワードにて、金賞・ゲームデザイン賞を頂いたのことで、スタッフ一同喜んでおります。これまでのゲームデザインの総決算として臨んだタイトルでしたので、評価を頂けたことに胸を撫で下ろしていますが、この結果に満足することなく、以降もユーザーの皆様に『エロくて面白くて遊べる』作品をお届けできればと考えています。
また、製作スタッフの皆、愛らしくもエロいキャラクターを描いてくれた原画家様、音楽でゲームを盛り上げてくれたSolfa様、声で魂を吹き込んで下さった声優様、販売にご協力頂いた流通様や店舗様のお力添えがなければ、評価も得られなかったと思います。この場を借りまして、お礼を述べさせて頂きます。
まだ情報は出せませんが、次の作品もちゃんと水面下で動いていますので、お楽しみにお待ち下さいませ!
重ねまして、ユーザーの皆様のご声援、関係各社様のご協力、そして困難な作業を最後までやり遂げてくれた製作スタッフに、心からの感謝を! 本当にありがとうございました!
2007年に発売した「VenusBlood」(無印)から数えて8作目にあたる今作。2009年発売の同作「DESIRE」より国取り系SLGとなり、そのやり込み要素に魅了されたファンも多いシリーズだが、今も尚、進化し続けている所も魅力だろう。
戦闘パートでは細かな部隊設定はもちろん、周回プレイすればする程、育成も可能で、同時に開始時に敵の強さも上げられるので周回によるパワーバランスが崩れることなく遊ぶことができる。自分自身で決められることも多くユニットの編成から陣営まで細かく自分好みの戦闘ができるのでやっていて本当に気持ちが良い。
進行は、戦闘のSLGパートとADVパートで構成されているが、ADVもカットインなど多く使われており動きも多く見ていて飽きが来ないのも特徴の一つ。また戦闘SLGが苦手な人への配慮も多く、万が一ゲームオーバーしてもアイテムが引き継げたり、戦闘によりエンディングが変わるのではなく、ADVパートでの選択肢によってルートが分岐し、その後マルチエンドとなる仕組みもまた魅力。
CGなどをコンプするには周回プレイが必要だが、1度クリアしたくらいではやめられない程魅了されてしまう、ゲームデザイン性抜群の作品である。
こんにちは、でぼの巣製作所です。今回「偽骸のアルルーナ」が受賞の報告を受けた時はスタッフ皆で喜びました。ゲーム性のある作品を作り続けていた私達にとってゲームデザインを評価して頂けたことはとても嬉しいことです!
この作品はターン制のサイドビューバトル形式をとっています。キャラクターの技ごとに攻撃の範囲や敵の場所を移動させるノックバックが決まっており、攻撃の順番や敵の配置を意識することで一気に形勢を逆転したりノーダメージで勝利したりすることができます。併せて、じっくり考えてキャラクターの行動をセットしたら、チビキャラたちがド派手なバトルを繰り広げます。通常、マンネリ化してしまう雑魚戦であっても適度な緊張感と達成感を得られるよう意識してこのゲームシステムを採用しました。ユーザーの皆様にも好評を得ることができました。今後も頂いたご意見等を踏まえ、より良い物を作っていけるよう努めたいと思います。
最後に、萌えゲーアワードの審査員の皆様、そして、多数の投票をして頂いたユーザーの皆様ありがとうございました!
でぼの巣製作所のすごい所は、コンシューマなどを含めた「RPG、SLGの流行り」を常にウォッチして自家薬籠中のモノにしてしまう点だと思ってましたが、今作は特にそれが上手く仕上がった作品と言えます。例えばAVGを“アイドルユニット”など流行りのモチーフで作るより、RPGでゲームデザインを刷新していくのは格段に労力の要ることではないかと。今回はそういった今までの実績を含めた功労賞の意味合いもあると思います。
ちなみにシステムはソシャゲなどで人気の「パズル要素を絡めたRPG戦闘」を感じさせる独自性の高いもの。主人公パーティの攻撃を連鎖させて、いかに効率よく敵を“消して”いくかを考えつつ進めるのが楽しいです。他にも入手した様々な素材から武器類を合成するという収集フェチ向けのお楽しみや、きちんとヒロインルートがあって違うシナリオやクエストが用意されているなど、手抜きのない作りには職人魂さえ感じます。パズルゲーム好きの人ならハマること間違いなしのRPGですよ!!